社用車を運転したくない!社用車の運転を任せる際の注意点とは?
2024年11月28日
社用車を持つ企業が心配する点は、社員による交通事故です。
特に、4月は運転に慣れていない新入社員が交通事故を起こしやすい時期でもあります。
また、ペーパードライバーなど、人によっては「社用車を運転したくない!」という方もいるかもしれません。
本記事では、社用車の運転を任せる際の注意点をご紹介します。
「役員の送迎を任せたいが、適切な人材がいない…」という企業もあるため、その際の対処法についても解説します。
目次
1. 社用車を「運転したくない」社員が増加中!?3つの原因とは?
近年、企業に生じている問題の一つが、社員が「社用車を運転したくない」と考えたり口にしたりしているというものです。
本章にて、その原因を3つご紹介します。
1-1. 乗り慣れない運転の操作が難しいと感じる
車に乗り慣れておらず運転に対して苦手意識を抱いている社員は、社用車の運転を避けたがる傾向にあります。
経済的な事情や都市部における公共交通機関の充実などの理由から、いわゆる「ペーパードライバー」や長期間車の運転をしていない人は増加しているといわれています。
正式な統計はないものの、ペーパードライバーの割合は全運転免許保持者の3割程度というデータもある程です。
車の運転が浅かったり長期間ブランクがあったりする方にとって社用車の運転はとてもハードルが高いといえるでしょう。
1-2. ケガや事故が怖い
社用車を運転する際のケガや事故を社員が恐れるケースもあります。
特にビジネスの場合には、商談の時間が決まっていたり、帰社した後に仕事を行ったりする都合上、焦りが生じて運転操作を誤ってしまう可能性があります。
運転に慣れていない社員の場合、より焦ってしまうためケガや事故を引き起こす可能性が高くなり、運転を避ける傾向が強くなります。
1-3. 損害が生じたときの責任が重い
事故や損害を起こしたときの責任についても、社員が負担を感じる要素の一つです。
・高額な修理費用:社用車の事故や損害で高額な修理費用が発生するリスクあり
・社内処分:事故を起こした場合、その理由や状況によっては、減給や降格などの処分が下されるリスクあり
・運転免許証への影響:社用車で交通規則違反をすると、社員本人の運転免許証の点数が減点され、免許停止などになるリスクあり
これらのリスクを考え、社員が社用車の運転に慎重になるケースが考えられます。
2. 「運転したくない」では済まされない?社用車の必要性
社用車を運転する最大のメリットは、使い勝手のよさです。
特に以下のケースでは公共交通機関よりも車移動の方が効率的です。
・訪問先が駅から離れている
・複数の訪問先を一度に回る必要がある
・電車やバスなどの本数が少ない(地方など)
・訪問時に商品や試作品の納品を兼ねている
・営業資料などの荷物が多い
・移動中に小刻みに電話連絡やメールのチェックなどを実行したい
特に役員や幹部の場合は、時間のロスが大幅な損失につながるため、業務効率を高めるために社用車が必要なのか否かを総合的に判断する必要があります。
3. 社員が「運転したくない」と言っている場合にどのように対応するか?
社員や役員が「社用車を運転したくない」状況下で自動車移動できるようにするためには、いくつか考えられる対策があります。
この章では、役員用の自動車と営業車・配送車について2つの観点で対策を解説します。
3-1. 役員用の自動車の場合
役員とは、取締役など経営に責任を持つ重要な役職に就いている方であり、送迎する運転手にも相応の責任が課せられます。
もし、役員用の自動車を運転することに戸惑う社員ばかりだった場合、どうすればよいのでしょうか。
3-1-1. 役員運転手の派遣業者に依頼する
役員運転手を外部委託する場合は、車両運行を手がける会社に運転手の派遣や請負を依頼します。
役員運転手を外部に委託するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
・採用に関するコストや手間を削減できる
・役員運転手に必要なスキルが身についた人材をすぐに配置できる
・万が一交通事故などを起こした際も業者側が迅速に対応してくれる
【デメリット】
・業者によって費用や特色が異なるため、自社に合った委託業者を探す必要がある
労務リスクを大幅に軽減でき、かつ役員運転手に精通したプロのドライバーが送迎をしてくれるため、安心して運転を任せることができるでしょう。
3-1-2. 専用の運転手を雇用する
役員運転手を自社で新たに雇用する場合のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
・役員運転に精通したプロのドライバーを採用できる
【デメリット】
・採用に関するコストがかかる、会社が求めている人材をすぐに採用できるとは限らない
自社雇用する場合は、採用担当者の裁量で適切な人材を選ぶことができます。
ただし、会社が求めている人材を早期に採用できるとは限らず、採用後も企業に合ったスキルを身につけてもらうための教育機会を設ける必要があるため、すぐに役員の送迎を任せることは難しいでしょう。
3-1-3. 役員自らが運転する
役員自らが車を運転し、目的地まで移動する方法もありますが、これは役員の負担が大きくなるためあまりおすすめはできません。
役員になると一日の移動時間が数時間におよぶケースもあり、この移動時間を仕事のため・体を休めるための時間に使ったほうがよいといえます。
自身のスケジュールに合わせて自由に移動できる・移動中も別の業務をしたり、体を休めたりできる役員車は役員にとって必要性が高い乗り物といえるでしょう。
3-2. 営業車・配送車の場合
営業車・配送車の場合は自身一人で運転する機会も多いことから、役員運転手に比べて、そこまで緊張せずに運転できるでしょう。
とはいえ、社用車を運転することに不安を感じる方もいるため、不安を和らげる方法をご紹介します。
3-2-1.運転しやすいコンパクトカーを準備する
コンパクトカーは、その名の通り小ぶりなサイズが特徴の普通自動車のことです。
取り回しがよく運転もしやすいため、車間距離が把握しやすく、狭い路地や駐車場でも扱いやすいという特徴があります。
ペーパードライバーや女性にも人気が高いことから、コンパクトカーを採用することで社用車の運転に抵抗がある人でも受け入れやすくなるかもしれません。
3-2-2. 運転技術によって担当エリアや業務内容を調整する
運転技術によっては、担当エリアや業務内容を調整するのもよいでしょう。
運転に不安や緊張を感じる方に無理を強いても、かえって交通事故を引き起こす要因となり得るため、公共交通機関が発達している都市部エリアを担当してもらったり、外回りではなく内勤業務を任せたりと、適切な業務を担当してもらうこともおすすめです。
4. 役員運転手をお探しの方はセントラルサービスをご検討ください!
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