【女性が活躍】役員運転手に女性ドライバーを雇用するメリット
2023年02月09日
ドライバー業界は、どこも人材不足で、女性ドライバーの雇用が推進されています。
しかし、女性の役員運転手はなかなか目にすることがありません。
役員運転手特有の事情があるためですが、雇用できればさまざまなメリットを感じられるはずです。
そこで今回は、役員運転手として女性ドライバーを雇用するメリット・女性ドライバーがどのような職場に魅力を感じるのかをご紹介します。
女性ドライバーの雇用を前向きに検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 役員運転手に女性ドライバーが少ない理由
ドライバー業界は人材不足で、近年女性ドライバーの雇用に注目が集まっています。
その中でも、女性の役員運転手を見る機会はそれほど多くありません。
それは、役員運転手特有の原因があります。
1-1. 勤務時間が長く自分のペースで仕事ができない
働き方改革により、時間外労働を減らす動きが出ています。
しかし、役員のスケジュールに沿って仕事をする役員運転手は、いまだに長時間労働が多いままです。
自分のペースで働くことが難しく、長時間勤務になりがちな仕事の場合、プライベートとの両立に非常に苦労します。
とくに、結婚・出産・育児・介護とプライベートでさまざまな変化のある女性に敬遠されがちです。
1-2. 役員に男性が多い
近年、女性の役員は増えてきていますが、まだまだ日本では、男性役員の比率の方が圧倒的に多い傾向です。
そのため、役員運転手を雇用する側は、どうしても女性よりも男性ドライバーを雇用しやすくなります。
男性役員の中には、女性ドライバーでは、どう接すればよいか分からないという方や、女性ドライバーに荷物を持たせることに引け目を感じる方もいらっしゃるでしょう。
2. 役員運転手として女性ドライバーを雇用するメリット
ドライバー不足の現代で、やる気のある女性ドライバーを「女性だから」と雇用しないのは、非常にもったいないことです。
女性ドライバーには、さまざまなメリットがあります。
大きなメリットを3つご紹介します。
2-1. 企業イメージがよくなる
女性ドライバーの雇用は、企業イメージを向上させる可能性があります。
女性活躍推進法(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)により、労働者が101人以上の事業主は、次のような項目のうち、いくつかの情報の公表が必要となりました。
(会社の規模により、公表しなければならない情報の数が異なります)
・採用した労働者に占める女性労働者の割合
・男女別の育児休業取得率
・労働者に占める女性労働者の割合 など
これにより規模の大きい企業は、外部から女性の採用や役員登用をどの程度積極的に行っているかが分かるようになりました。
役員運転手は、外部の方からも注目されやすい仕事です。
そのため、女性のドライバーとなれば注目を集め、取引先からも高評価を得られるでしょう。
2-2. コミュニケーションが円滑に進む
役員や取引先の方とやり取りをする役員運転手は、コミュニケーション能力が必須のスキルです。
能力は人によって異なるため、男女で差があるとは一概にはいいきれませんが、男性に比べ女性の方が、コミュニケーション能力が優れているといわれがちです。
そのため社内のコミュニケーションが円滑化し、明るい雰囲気になったと感じる方もいらっしゃいます。
女性を指定しての採用活動はできません。
しかし、求人募集に応募してきた人材を、無下に「女性だから」と不採用にする必要はなく、むしろ積極的な登用を考えてみてもよいでしょう。
2-3. 女性役員が安心できる
女性役員の場合、男性ドライバーよりも女性ドライバーの方が接しやすく、安心して移動できる傾向があります。
内閣府男女共同参画局によると、2022年の段階で上場企業の女性役員数の割合は9.1%。
とても少ない数字ですが、10年前、2012年にはわずか1.6%でした。
10年で6倍近く増加していることになります。
現在、社内の役員が男性ばかりの企業でも、今後10年でどうなるかは分かりません。
それにともない、女性ドライバーの登用が増えていく可能性は十分あるでしょう。
3. 女性ドライバーはどのような職場に魅力を感じる?
では、女性にも興味をもってもらうには、どのような求人を出せばよいでしょうか?
まず必要なのは、労働者にとって満足度の高い会社作りです。
ここでは、求職者の興味を惹き、応募してもらうためにできることを4つご紹介します。
3-1. ワーク・ライフ・バランスがとれる
役員運転手の労働時間が、長くなりやすい職場であれば、長時間労働をなくすよう工夫してみましょう。
たとえば、ドライバーを2人に増やしシフト制にすることや、時間外の部分は、役員運転手の派遣・請負会社にドライバーを依頼する方法などが考えられます。
定時で帰宅できることで、家族をもつ女性ドライバーも働きやすくなるでしょう。
3-2. 柔軟な働き方に対応している
柔軟な働き方ができるようにすることも、ひとつのポイントです。
たとえば、育児休暇の取得を推進することや、育児休暇明けに短時間勤務ができるようにし、戻ってきやすい環境を作ることなどが考えられます。
ただし、このような環境を作るためには、周囲の理解も必要です。
役員運転手に限らず、誰もが働きやすい環境づくりを目指すことで、社員全体の満足度も上がります。
3-3. 福利厚生が充実している
近年、社員の満足度を向上させ、離職率を下げるために、福利厚生に力を入れる企業が増えてきました。
住宅手当や家賃補助・企業年金制度など一般的なもの以外にも、リフレッシュ休暇の取得や育児支援制度・資格取得手当の付与など、さまざまな福利厚生があります。
社員が会社に何を求めているのかを、社内面談やヒアリングを通して確認し、福利厚生にいかすことで、社員の満足度も向上します。
求人でアピールすれば、人材の応募も期待できるでしょう。
3-4. 評価制度がわかりやすい
役員運転手は基本的にひとりで業務に当たるため、評価をしにくい職種です。
そのため、自分が正しく評価されていないと感じる役員運転手もいるでしょう。
分かりやすい評価制度を作ることで、役員運転手は自分に何が足りないのか、どのようなことに力を入れればよいのかが分かります。
仕事に対するモチベーションのアップにも貢献するでしょう。
正しく評価されることが分かれば、安心して求人に応募できる方もいるはずです。
4. メリットの大きい女性ドライバーなら派遣がおすすめ
派遣会社の中には、役員運転手専門の派遣・請負会社があります。
ほとんどの会社は男女の指定はできませんが、教育をしっかり行っている会社であれば、男女関係なく役員運転手に必要なスキルをもつドライバーを紹介してもらえるでしょう。
都内を中心に役員運転手の派遣・請負を行っている「セントラルサービス」でも、男女問わず、運転技術・ビジネスマナー・コミュニケーション能力の優れたドライバーが所属しております。
優秀な人材をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
営業時間:平日・土日祝 9:00~19:00
メールでのお問い合わせはこちらまで
5.まとめ
人材不足のドライバー業界で、メリットも大きい女性ドライバーの雇用が注目されています。
しかし、女性の役員運転手はまだまだ少ないのが現状です。
とはいえ、女性役員が安心できることやコミュニケーションが円滑に進むことなど、女性の役員運転手には、さまざまなメリットが期待できます。
もしも求人応募があった場合は、女性だからと敬遠せず、前向きに雇用を検討してみましょう。
ただし出産や介護など、プライベートで変化の多い女性にとっては、長時間労働になりがちな役員運転手の仕事は、難しい場合もあります。
せっかく採用した人材を、すぐに離職させないような工夫も必要です。
役員運転手に限らず、誰もが働きやすい職場になるよう社内改革をし、満足度の高い会社作りを意識しましょう。
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