未経験可の運転手の求人で採用される方法!初心者が身につけるべきスキル
2022年10月12日
運転手の仕事に興味をもっても、未経験だからと不安を感じたり、応募を躊躇したりしていませんか?
運転手業界は、どの業種も人手不足。
実際に「未経験可」で求人募集している企業がたくさんあります。
しかし、残念ながら誰でも採用されるわけではありません。
そこでこの記事では、運転手の求人募集で「未経験可」と書かれている場合、本当に採用してもらえるのか?
採用されるためにできることをご紹介します。
未経験で運転手の仕事にご興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 未経験可で運転手の求人をしている理由
近年の運転手不足により、求人募集で「未経験可」の文字をよく見るようになりました。
しかし、この「未経験可」の求人募集は、本当に未経験でも採用してもらえるのでしょうか?
まずは、そのような求人を出す採用側の考えを確認してみましょう。
1-1. ポテンシャルが期待できる人材がいれば採用したい
今後、成長を見込める人材がいれば、採用したいという考えで「未経験可」としている会社があります。
この際求められているのは、運転手経験ではなく、将来性やチャレンジ精神・これまで別の仕事で培ってきた知識や経験です。
運転手の仕事でなくても、ビジネスマナーやコミュニケーション能力など、運転手の仕事で役立つスキルがあります。
これらのスキルがあり、かつ向上心のある人材がいれば採用しようという考えです。
1-2. とにかく人手が足りない
現状、運転手業界は人手不足です。
そのため、一人でも多くの人材を雇用したいと思っています。
また、運転手の平均年齢が上がり、高齢化も進んでいます。
現状はそこまで困っていなくても、10年20年後には、人材不足に悩まされるときがやってくるでしょう。
そのことを見越して、未経験でも、長く働いてもらえる可能性のある若手の採用をしたい考えもあります。
2. 未経験で運転手になる方法
このように「未経験可」の求人には、よい人材であれば採用してもらえる、もしくはとにかく人材が欲しいから未経験でも歓迎という会社が存在します。
どうしても経験者の方が優遇されやすく、必ずしも採用してもらえるわけではありませんが、チャンスがあることは確かです。
そのチャンスを最大限生かすためには、採用担当者に「未経験でもこの人なら」と思ってもらう必要があります。
ここからは、そのためにできることを考えてみましょう。
2-1. 適性のある職種を選ぶ
未経験の方は、自分自身がどの職種に合っているのか自己分析を行うひつようがあります。
適性のある職種を選ぶことで、自分に合う仕事を見つけられ、採用もされやすくなるでしょう。
各職種に向いているタイプをご紹介しますので、参考にしてください。
職種 | 適性 |
長距離トラックドライバー | ・体力に自信がある ・長時間の孤独も楽しめる ・気が長くストレスに強い |
宅配トラックドライバー | ・人と話すことに抵抗がない ・効率よく仕事ができる |
路線バス運転手 | ・人と接することが好き ・マニュアルを守ることが得意 ・体調管理ができる |
タクシー・ハイヤー運転手 | ・気配りができる ・待つことが苦にならない ・コミュニケーション能力がある |
役員運転手 | ・ホスピタリティマインドがある ・ビジネスマナーが身についている |
2-2. 資格を取得する
スキル以外に、目に見えるものでアピールするのも効果的です。
運転手の仕事には、それに付随する資格が複数あります。
資格をもっていなければできない仕事も多く、採用されるためには大きなアピールポイントとなります。
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2-2-1. フォークリフト運転免許
物流関連の仕事に役立つ資格が、フォークリフトの運転免許です。
パレットに乗った荷物を運ぶ際に必要な資格のため、取得しておくことで人に頼むことなく、積み込みや積み下ろしができるようになります。
正式には「フォークリフト運転技能講習修了証」といい、最大荷重1トン以上の荷物の運搬も可能な資格です。
取得するためには、学科と実技の教育を受け、修了試験を突破する必要があります。
資格は、「フォークリフト運転技能講習登録教習機関」となっている自動車学校やフォークリフトのメーカーなどで取得できます。
トラックドライバーは、ほかにも「けん引免許(牽引自動車第一種運転免許)」や「玉掛け免許(玉掛け技能講習修了)」などの資格もおすすめです。
2-2-2. 運行管理者
トラックやバス・タクシーなどを扱う事業所は、営業所ごとに所有する車両台数に応じた「運行管理者」を配置しなければなりません。
運行管理者はドライバーの指導監督や乗務割作成・休憩・睡眠施設の保守管理などが仕事です。
試験は(公益財団法人)運行管理者試験センターで実施しており、運行管理の実務経験が1年以上ある場合は、直接試験を受験できます。
経験がない場合でも、基礎講習を受講することで受験資格が得られます。
2-2-3. 英検・TOEIC
タクシーやハイヤー・役員運転手は、海外のお客様の対応ができると仕事の幅が広がり、待遇もよくなる可能性があります。
英語ができることの証明として英検やTOEICなどの資格があると、採用側も判断しやすいでしょう。
面接時に、積極的にアピールすると効果的です。
2-3. 運転以外のスキルをアピールする
運転手に必要なスキルは運転技術だけではありません。
これまで働いてきた仕事で身につけたスキルが役立つ可能性も十分あります。
今回は、どの業種でも役立つスキルをご紹介しますが、業種によって必要なスキルは異なります。
ご自身の培ってきたスキルで、運転手の仕事に役立ちそうなものがあれば、積極的にアピールしましょう。
2-3-1. コミュニケーション能力がある
運転手の仕事は基本的に一人で行う仕事です。
しかし、会社の営業や事務担当や取引先の方・お客様など、さまざまな方と接する機会があります。
そのため必要とされるのが、コミュニケーション能力です。
とくに旅客業であるバスやタクシー・役員運転手などは、どのようなお客様でも気持ちよく対応できる力が求められます。
もしもあなたがこれまでに、営業職や販売などをしていたのであれば、その間に鍛えられたコミュニケーション能力がきっと役立つでしょう。
2-3-2. 道に詳しい
これまでに、社用車を運転して営業に回っていた方や業種の異なる運転手の仕事をしていた方は、交通事情に詳しくなっていないでしょうか?
前職の営業エリアで就職を考えているのであれば、培った土地勘が役立ちます。
とくに宅配ドライバーは、狭い範囲の住宅街などを走ることも多くあります。
またタクシー・役員運転手は、渋滞回避のためにあえて裏道を通ることもあるでしょう。
このような仕事を目指す方は、アピールポイントとして活用しましょう。
2-3-3. 気配りができる
どのような仕事でも、周囲に対して気配りができる人は好かれやすく仕事ができる傾向があります。
なぜなら、気配りができる人は、周囲の動向に注視しなにを求められているのか先読みする能力があるためです。
このような能力は、運転手の仕事でも役立ちます。
面接時には、具体的な例を交えて気配りができることをアピールし、新しい仕事では具体的にどのように役立つのか伝えましょう。
3. まとめ
運転手業界は人手不足なこともあり、多くの求人を見つけられます。
中には、「未経験可」の求人も多く、経験のない方にもチャレンジしやすい職種です。
ただし就職するからには、会社にとってのプラス要素が必要です。
資格の取得やスキルのアピールで、ぜひ希望の仕事を見つけてください。
役員運転手専門の派遣・請負会社「セントラルサービス」でも、役員運転手としてお客様のもとで働いていただける方を募集しております。
未経験の方にも、運転技術やビジネスマナー・役員運転手に必要な作法など、しっかりと研修を行いますので、安心してご応募ください。
「セントラルサービス株式会社」
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