運転手で時給が高いのはどの職種?都内の求人募集を徹底比較!
2022年09月15日
運転手への転職や副業を考えるとき、気になるのはやはり「お給料」のこと。
どの業種の運転手がもっとも時給・日給が高いかご存じでしょうか?
この記事では次の5つの職種ごとに、都内の求人を比較しました。
①長距離トラックドライバー
②宅配・配送トラックドライバー
③バス運転手
④タクシー・ハイヤー運転手
⑤役員運転手・送迎運転手
さらにそれぞれの職業に必要な資格や、転職後に時給を上げてもらうための方法も合わせてご紹介しますので、運転手の仕事へ転職をお考えの方は必見です。
目次
1. 職種別運転手の時給・日給
運転手といっても、さまざまな職種があります。
運転する車や必要な資格なども異なり、時給にも差があります。
まずはそれぞれの職種に必要な資格と、都内で働く「パート」「アルバイト」「業務委託」の求人募集の時給・日給を確認してみましょう。
1-1. 長距離トラックドライバー
長距離トラックは一度に多くの荷物を運ぶため、大型のトラックの運転ができる「大型自動車第一種運転免許」もしくは「準中型第一種自動車免許」をもっているドライバーの求人募集がほとんどです。
【都内5社の長距離トラックドライバーの時給・日給額】
A社 | 日給1万円~1万8,000円 |
B社 | 日給1万1,000円~2万7,000円 |
C社 | 日給2万320円~2万1,360円 |
D社 | 日給1万5,631円~1万6,454円 |
E社 | 日給1万5,000円もしくは完全出来高制 |
日給の額は、1万円から2万7,000円と大きく差があります。
長距離ということもあり、中には残業や宿泊がともなう仕事もあることが理由のひとつと考えられます。
時給換算すると、これからご紹介するほかの業種よりも高額になりますが、仕事自体がそれだけハードな可能性もあるでしょう。
応募の際には仕事内容や残業の時間・残業代の有無など確認が必要です。
1-2. 宅配・配送トラックドライバー
長距離トラックドライバーと比べ、近距離を走ることの多い宅配・配送トラックのドライバーの時給も確認してみましょう。
【都内5社の宅配・配送トラックドライバーの時給・日給額】
F社 | 固定報酬制日給1万9,000円~3万円 もしくは完全出来高制 |
G社 | 時給1,500円~ |
H社 | 日給1万6,000円~2万4,000円 |
I社 | 1件2,400円~ |
J社 | 日給1万3,580円 |
宅配ドライバーは、時給で支払われることもあるものの、配達した件数による出来高払いの会社も数多くあり、効率よく配達することで収入アップが期待できます。
資格は、ほとんどの会社で「普通自動車第一種運転免許」さえあれば問題ありません。
また、重たい荷物を運ぶことのない仕事も多く、女性の方でも応募しやすい職種でもあります。
ネット通販の拡大によって宅配ドライバーの不足が叫ばれており、未経験でもやる気次第で十分採用される可能性があるでしょう。
1-3. バス運転手
バスの運転手は、高速バスや路線バスなどもありますが、パートやアルバイトで募集している運転手のほとんどが、スクールバスやホテルの送迎バスなどです。
営利目的の運行ではないことも多く、二種免許は必要ない会社がほとんどです。
ただし乗車する車の大きさによって、「大型自動車第一種運転免許」や「準中型第一種自動車免許」などが必要な場合があります。
【都内5社のバス運転手の時給・日給額】
K社 | 日給1万1,000円~1万2,000円 |
L社 | 時給1,450円 |
M社 | 時給1,300円~1,500円 |
N社 | 時給1,100円~1,300円 |
O社 | 時給1,500円 |
スクールバスや幼稚園バスの場合、運行以外の時間は用務作業を行うこともあるため、仕事内容は確認が必要です。
1-4. タクシー・ハイヤー運転手
タクシーとハイヤーの業務は混同しがちですが、実際は大きく異なります。
タクシーは流しで道を走っているときや、駅前から乗車するものです。
その一方でハイヤーとは、完全予約制で、街中を走っていても止めることはできません。
また、ハイヤーには屋根の上の行灯(あんどん)や「迎車」「賃走」といった表示灯もありません。
そのような違いはあるものの、時給換算すると極端な差はなく1,000円~1,600円程度と考えておけばよさそうです。
【都内5社のタクシー・ハイヤー運転手の時給・日給額】
P社 | 時給1,200円 |
Q社 | 時給1,300円~1,625円 |
R社 | 日給1万円以上 |
S社 | 最低賃金×労働時間(歩合給あり) |
T社 | 時給1,041円 |
タクシー・ハイヤー運転手に必要な資格は「普通自動車第二種運転免許」と共通しています。
正社員で入社する場合、多くの会社では入社後に二種免許の取得を補助してくれますが、パートやアルバイトの場合は、すでに取得している人材を募集しているため注意が必要です。
1-5. 役員運転手・送迎運転手
役員運転手とは、企業の役員などが移動で使用する車を専属で運転して目的地までお送りする仕事です。
送迎運転手は、スクールバスや幼稚園バスと同じ業務ですが、中でもバスほど大きな車両を運転しない求人をここでご紹介します。
これらの業種は、重い荷物を運ぶことがほとんどないため、体力的に不安を感じる中高齢の方にも人気のある職種です。
【都内5社の役員運転手・送迎運転手の時給・日給額】
U社 | 時給1,071円~ |
V社 | 日給1万円~1万2,000円 |
W社 | 時給2,000円 |
X社 | 時給1,350円 |
Y社 | 時給1,100円 |
役員運転手は、タクシーやハイヤーと似た業務で、時給もそれらとほとんど変わりません。
免許は「普通自動車第一種運転免許」さえあればできるため、チャレンジしやすい職種といえます。
ただし、役員運転手の場合、企業役員やVIPの送迎をすることもあり、一定以上のビジネスマナーや運転技術が求められます。
2. 運転手が時給をアップしてもらう方法
時給で働く場合、入社後に時給がアップするのかも気になるところです。
まずは入社前に時給がアップする可能性があるかを確認しておきましょう。
そのうえで、時給をアップしてもらうためにできることをご紹介します。
2-1. 資格を取得する
運転手の仕事といっても、必要な資格は業種によってさまざまです。
また必要な資格以外にも、あると便利な資格があります。
荷物を運搬する業種なら
・フォークリフト免許(フォークリフト運転技能講習修了証)
・けん引免許(牽引自動車第一種運転免許)
などがおすすめです。
また運ぶものによっては「危険物取扱者」の資格が役立ちます。
バスやタクシー・役員運転手といった、お客様の送迎をする場合は、TOEICやビジネスマナーが身につく秘書検定が役立つ場合があります。
ほかにも、事業用自動車を使っている会社に配置が義務付けられている「運行管理者」の資格も役立つでしょう。
2-2. 仕事量を増やす
宅配や配送で出来高払いの場合、単純に仕事量を増やすことで、収入アップが見込めます。
また、長距離トラックの場合も出来高払いの形態をとっている会社があるため、探してみてもよいでしょう。
しかし、仕事量を増やすことには限界があります。
体力的に無理をせずに働けるような仕事量をご自身で把握し、効率よく仕事をしましょう。
2-3. 信頼を得る
運転手だけではなく、すべての労働者にいえることですが、時給をアップさせるためには、信頼を得ることが一番の近道だといえます。
たとえば以下のような仕事をすることで、上司からの信頼を得られるでしょう。
【信頼を得るためにできること】
・休まない
・仕事に真摯な態度で臨む
・コミュニケーションを密にとる
・報連相をしっかり行う
・相手に配慮した振る舞いをする
・売上アップに貢献する など
3. まとめ
運転手の中でも長距離トラックドライバーは、比較的時給・日給が高い傾向にあります。
しかし、どのような仕事も、仕事の幅が広がる資格の取得や真摯に仕事に取り組むことで、給与アップが狙えることもあります。
まずはご自身に合った会社を見つけ、信頼を得られるような仕事をしましょう。
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未経験でも丁寧な研修でスキルが身につきます。
普段は運転できないような高級車の運転ができることや、お会いできないようなVIPの送迎を担当できることもあるなど、役員運転手には、ほかの運転の仕事にはない魅力があります。
役員運転手の仕事にご興味をおもちの方は、お気軽にお問い合わせください。
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