役員運転手が仕事で失敗!失敗の原因と再発防止のためにできること
2022年08月21日
役員運転手の仕事は、失敗が許されません。
それは、役員のフォローをするという立場上、失敗をしてしまうと、会社全体の業績や今後の取引先との付き合いなどに影響が出る可能性があるためです。
ミスは誰にでもあるもので、絶対に失敗しない人はいません。
しかし、少しでもそのミスを減らす努力をすることはできます。
そこで今回は、役員運転手が起こしがちな失敗とその原因、二度と同じ失敗を起こさないために、日ごろからできる対処法をご紹介します。
失敗しないためには、周りのカバーも必要です。
役員の周りで働く方々全員で、失敗が起こらないよう支えていきましょう。
目次
1. 役員運転手が起こしがちな失敗
役員運転手の場合、大きなミスは、クビも覚悟しなければならないほど大問題に発展することもあります。
まずは、役員運転手がおこす失敗の中で、とくに役員の仕事に影響する可能性があるものを3つ確認してみましょう。
1-1. 道を間違える
普段から走り慣れている場所はともかく、初めて行く場所や遠方などは、道を間違えやすいものです。
忙しくスケジュールが密な役員は、1本道を間違えただけでも致命的。
とくに有料道路のように、すぐに引き返すこともできないような場所は時間的なロスが大きくなります。
それでも予定の時間に間に合えばよいですが、間に合わなかった場合は大問題です。
1-2. 目的地を間違える
道を間違える以外にも、「行き先を間違える」こともあります。
似たような名前の建物や、お客様の会社でもいくつか営業所がある場合などは、間違えてしまいがちです。
また、伝達ミスや聞き間違いから、目的地を間違える可能性もあるでしょう。
目的地と近い場所であればよいですが、まったく違う場所へ行ってしまったとなれば、役員はもちろん、相手の方も怒らせてしまいます。
1-3. 荷物を渡し忘れる
用意したお土産を助手席に置きっぱなしにしていたり、トランクルームの荷物を出し忘れたり…。
荷物に関する失敗も意外と多いもの。
基本的に役員運転手は役員が目的地で降りる際に、忘れ物がないか車内をチェックします。
しかし、うっかり忘れてしまうこともあります。
気付いた時点でドライバーがお届けすることになりますが、飛行場や駅など遠方へ移動する場合など、取り返しのつかないことになる可能性もあるでしょう。
2. 役員運転手が失敗してしまう原因
なぜこのようなミスをしてしまったのか?
失敗を犯したときには、その原因を見つけなければ根本的な解決は望めません。
役員運転手が失敗してしまう原因として、ここでは3つご紹介します。
2-1. コミュニケーションがとれていない
目的地を間違えてしまった場合、これは、役員運転手と秘書など役員のフォローをしている方との連係ミスの可能性があります。
コミュニケーション不足は、目的地のミスだけでなく、到着予定時間や乗車する新幹線の発車時間の勘違いなど、さまざまなミスを発生させる可能性があります。
2-2. メモをとらない
メモを取らないことも、失敗の原因となりがちです。
そのときは、頭に入ったから大丈夫だと思っても、時間がたつと記憶があいまいになることは誰にでもあります。
重要なことを聞いた際は、必ずメモを取るようにさせましょう。
また、メモを取って満足するのも失敗のもと。
メモだけに限らず、スケジュールなどは必ず確認作業を何度か行うようにさせます。
2-3. 知識がない
役員運転手にとって、「土地勘」は大きな強みです。
広い通りだけでなく、路地裏や一方通行の道などの知識は、渋滞時の抜け道にも使えるだけでなく、道を間違えたときにも役立ちます。
そもそも、道を熟知していれば、道を間違えることもありません。
熟練のドライバーではなく、役員運転手になりたてのドライバーは、知識のなさで失敗を犯すケースがあります。
2-4. 疲れが溜まっている
時間外労働や休日出勤が重なることは、役員運転手にはよくあることです。
そのせいで疲れが溜まり、失敗してしまうことがあります。
疲れは、思考力を低下させ、注意力散漫にさせます。
また、動作も緩慢になり、運転中の判断力も鈍る可能性があり危険です。
3. 役員運転手に失敗させないための対応策
では、役員運転手に失敗させないために、どのような対応策が考えられるでしょうか?
本人がやるべき対策と、周りが協力してできる対策をご紹介しますので、参考にしてみてください。
3-1. 知識を身につけさせる
まずは、ドライバーに知識を身につける努力をさせましょう。
とくに土地勘は、一朝一夕に鍛えられるものではありません。
しかし、失敗を少しでも減らすためにも、役員運転手に学ばせる必要があります。
優秀なドライバーでも、知らない場所へ行くことになった場合、事前に自分の車で走って土地勘を養っています。
直接自分で走る時間がないとしても、待機中の空いた時間に地図やGoogleマップなどで、道路に関する知識を身につけるとよいでしょう。
3-2. 的確な指示を出す
もう1点、勘違いが多いドライバーに対しては、的確に指示を出すことも重要です。
重要なことは、一度だけでなく何度も指示を出すことも心がけましょう。
失敗を犯すのはドライバーの責任ですが、問題が起きて困るのは役員や会社です。
周りがフォローすることで、失敗が減るのであれば、根気強く指導していきましょう。
3-3. コミュニケーションを密にとる
基本的に役員運転手は孤独な職業です。
単独で仕事をすることが多く、コミュニケーション不足になりがちです。
また、コミュニケーション不足により、相手の方が忙しいのでは?仕事の邪魔になるのでは?と、話をすることに引け目を感じてしまうドライバーもいます。
こまめにコミュニケーションをとり、役員のスケジュールを共有することで、目的地を間違えるような失敗は避けられるでしょう。
3-4. ミスを記録として残す
失敗したときに、その都度原因を突き止めることも重要です。
なぜそうなってしまったのか、そのための対策などを記録として残し、次にいかすようにしましょう。
抑止力になるだけでなく、万が一似たような状況になった際に、早めの対応ができるようになります。
3-5. 勤務時間を見直す
疲れが溜まりすぎているドライバーは、勤務時間の見直しも考えてみましょう。
現在は、働き方改革により、36協定で定める時間外労働に罰則付きの上限(月45時間・年360時間)が決められています。
それを遵守するためにも、事前に分かっている休日出勤や夜間の仕事などは、役員運転手専門の派遣・請負会社に依頼するなど、ドライバーの負担を少しでも軽減できるようにしましょう。
役員運転手の派遣・請負会社の中には、スポット契約ができる会社があります。
単発で依頼ができるため、このような場合にも便利です。
スポット契約ができる都内の派遣・請負会社であれば、「セントラルサービス」が挙げられます。
研修も行っており、優秀なドライバーを紹介してもらえるため安心です。
ご興味のある方は一度、問い合わせてみるとよいでしょう。
4. まとめ
役員運転手の失敗は、役員の仕事に直結します。
会社にとっても、大きな損害となる可能性もあるため、ミスは許されません。
しかし、誰でも「一切失敗しない」というのは、難しいことです。
可能な限り失敗しないために、さまざまな対策をしていきましょう。
役員運転手が失敗しないためには、周りのフォローも重要です。
会社にとって利益になるよう、コミュニケーションを密にとる・指示を的確にするなど、対策していきましょう。
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