役員の送迎運転手の求人情報はどこに注目?理想の企業に勤める方法
2022年05月18日
役員の送迎をする運転手は、企業の社長や役員などめったに会えない方とお会いできるといった貴重な体験ができる職業です。
求人も複数見つけられるため、なってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかしどの求人が自分に合っているかは、簡単に見極められるものではありません。
そこで今回は、
「役員の送迎の仕事がしたいけれど、どの求人がよいか分からない」
という方のために、自分に合った求人の探し方をご紹介します。
運転手に必要なスキルもあわせてご紹介しますので、参考にしてください。
目次
1. 役員の送迎運転手の仕事内容|ハイヤーとの違い
送迎運転手は、その名のとおり役員やVIPのお客様などを目的地までお送りすることが仕事です。
しかし運転だけが仕事ではなく、ドアの開閉サービスや降車後のエスコート・車両の清掃やルート設定・渋滞情報のチェックなども行っています。
すべては担当する役員が快適に移動時間を過ごし、スケジュール通りに進めるための業務。
常に縁の下の力持ちとして、役員を支えています。
役員の送迎をするドライバーというと、ハイヤーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
上質な送迎サービスを行う点で共通するふたつの職業ですが、実際はハイヤーと役員の送迎運転手は大きく異なります。
ハイヤー運転手 | 役員の送迎運転手 | |
使用車両 | ハイヤー会社所有の車両 | 役員の会社所有の車両 |
免許の種類 | 普通自動車第二種運転免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
ナンバーの色 | 緑 | 白 |
出社場所 | ハイヤー会社 | 役員の会社、自宅など |
ハイヤーの提供しているサービスは、タクシーと同じように運転そのものであり、運転に対し後日請求書が送られます。
それに対し送迎運転手は、運転手へ給与という形で支払いが行われ、運転自体が請求の対象となっているわけではありません(包括的に送迎運転手の仕事全般に対して給与を支払うことになります)。
そのため、普通自動車第二種運転免許は不要で、通常の免許さえあれば誰でもなることのできる職業です。
2. 役員の送迎運転手の求人で注目すべきポイント
役員の送迎をする運転手の求人は、ネット検索でもいくつか見つけられます。
しかし、その中からどの企業を選べばよいのか、自分に合った企業はどこなのかを見つけるのはなかなか難しいもの。
そこでここでは、求人の中でも注目すべきポイントを4つご紹介します。
2-1. 勤務時間・休日
まず重要なのは、勤務時間や休日です。
送迎運転手は、基本的に役員のスケジュールに沿って仕事をするため、夜間や休日の会食や会合に頻繁に参加する役員を担当した場合、時間外勤務や休日出勤が多くなることが考えられます。
できるだけ多く給与をもらいたい方なら、時間外勤務・休日出勤の多い企業がよいでしょう。
プライベートと両立させたい方は、残業の少ない企業をおすすめします。
ドライバーの残業時間に関して詳しく知りたい方は、勝浦総合法律事務所の記事が参考になります。
2-2. 賃金
勤務時間・休日と同様に注目したいのが賃金です。
たとえ残業の多い企業だったとしても、給与に「みなし残業代」が含まれている可能性もあります。
「みなし残業」とは、基本給に一定の残業代がすでに含まれているものです。
もしも「みなし残業」制が採用されている場合は、何時間分の残業代が含まれているかを確認し、これまでの収入と比較してみましょう。
残業代をもらえると見越していたものの想像以上にもらえなかった場合、生活に支障がでる可能性もあります。
2-3. 雇用方法
送迎運転手として、一般的な雇用方法は「正社員」「契約社員」「業務委託」です。
「正社員」の場合は無期雇用となり、長期間の勤務が望めます。
「契約社員」の場合は、有期雇用のため決められた期間が終わる段階で更新・契約満了どちらかになります。
「業務委託」は、企業とは関係のない外部の企業もしくは個人に仕事を依頼するものです。
ある程度自由な働き方をしたい方は業務委託もよいですが、雇用関係には当たらず、社会保険もすべて自己負担となるなどリスクもあります。
安定した働きをしたい方は、正社員雇用している企業を探しましょう。
2-4. 送迎車の車種
求人には、使用する送迎車の車種も記載されていることがあります。
これは「この車の運転ができる人」に来てほしいということ。
送迎車は一般的に高級車が多く、左ハンドルや大型車などを運転する可能性もあります。
通常の運転に慣れているからといって、いきなり左ハンドルの車を運転できるわけではありません。
もし記載があった場合は、自分自身で運転できる車種かどうか必ずチェックしましょう。
3. 役員 送迎 ハイヤー
求人でこれらの内容をチェックし自分の希望に合っていたからといって、簡単に採用されるわけではありません。
役員の送迎をするからには運転技術があることはもちろん、ほかにもさまざまなスキルが求められます。
どのようなスキルが必要か、確認してみましょう。
3-1. 運転技術
まず必要なのは当然、運転技術です。
役員の送迎車は通常では運転できないような高級車ばかり。
高度な運転技術が求められます。
さらに運転中は、後部座席の役員にも気を配らなければなりません。
「急」のつく運転をさけるだけでなく、車線変更や右左折時にも、役員に負担がかからないような運転を心掛ける必要があります。
ただ運転に慣れているだけでは、送迎運転手としては不十分です。
3-2. ビジネスマナー
送迎運転手が担当するのは企業を背負う社長や役員の方々です。
当然取引先でも、そのような方とお会いする機会があります。
そのためにも、ビジネスマナーは必須です。
身だしなみ・言葉遣い・挨拶・お辞儀の仕方など、品のよさを求められる場面も多く、常に気を抜けません。
外出中は、企業を代表しているという意識を持った振る舞いが求められます。
3-3. コミュニケーション能力
目上の方や役職のある方と接することの多い送迎運転手は、コミュニケーション能力も必要です。
もちろん余計なことは話さないことが基本ですが、ときには話しかけられることもあります。
その際には、無駄口をたたかず聞かれたことだけを答えなければなりません。
しかも、相手を不快にさせないように、礼儀正しく振る舞う必要もあります。
どのようなときでも、スマートな対応が求められるのが送迎運転手なのです。
3-4. 細やかな心遣い
送迎運転手は、ドアの開閉サービスやエスコートなど、運転以外の仕事もしなければなりません。
だからこそ常に、担当する役員のことを考えて行動します。
たとえば車内で寒そうにしていらっしゃるようであれば社内温度の調整、書類を見ていらっしゃるようならトンネルは避けるなど、相手に気付かれないような心遣いができることも必要なスキルです。
3-5. 守秘義務の徹底
役員がリラックスしている車内は、機密情報の宝庫。
電話や同行する方との会話をドライバーが耳にすることも多々あります。
しかし車内で見聞きしたことは、プライベートや些細なことでも、一切誰かに話してはいけません。
万が一社内の機密情報が外部に漏れてしまえば、会社として大きな損害を被る可能性もゼロではありません。
送迎運転手は、「見ざる・言わざる・聞かざる」を意識することが一番です。
4. スキルを身につけるなら派遣・請負会社のドライバー
このように役員の送迎には、さまざまなスキルが求められます。
そのため、求人では「経験者優遇」の記載が多く見られます。
しかし未経験者では送迎運転手になれないかというと、そうではありません。
スキルを磨くことで、優秀なドライバーになることも可能です。
ただしエスコートやドアの開閉など独特な作法が必要な仕事は、独学では難しいもの。
そのような場合は、派遣・請負会社でスキルを磨く方法を検討してみましょう。
送迎運転手専門の派遣・請負会社「セントラルサービス」では、ドライバーとして必要なスキルを、研修で身につけることができます。
運転やマナー・気配りの方法など身につけたうえでお客様を紹介されるため、自信をもって業務に当たっていただけます。
経験のある方も自身のスキルを確認する意味で、派遣・請負会社はおすすめです。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
営業時間:平日・土日祝 9:00~19:00
メールでのお問い合わせはこちらまで
5. まとめ
役員の送迎を行う運転手の求人は、ネット検索で数多く見つけられます。
その中から自身にとって働きやすい会社を見つけるポイントは、以下の4つです。
<求人で注目すべきポイント>
・勤務時間や休日
・賃金
・雇用方法
・送迎車の車種
時間外労働や休日出勤は、収入が増える一方でプライベートな時間を削ることになります。
ワークライフバランスをよく考え、ご自分に合った企業を見つけましょう。
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