【役員運転手の待機時間】有効な使い方と待機時間を減らす方法
2021年12月24日
役員運転手は役員の移動に伴い、どうしても待機時間が発生します。
待機中はいつでも仕事を始められるように準備していなければならないため、自由に外出はできません。
当然休憩時間にはカウントされず、給与が発生します。
待機時間が長くなれば、それだけ無駄な時間が発生するため、何とかしたいとお考えの雇用主様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は他社が取り入れている6つの待機時間の活用法と、待機時間を減らすための方法をご紹介します。
役員運転手の待機時間に頭を悩ませている方は、ぜひご一読ください。
目次
1. 役員運転手の待機時間は「休憩時間」ではない
役員のスケジュールに合わせて仕事をする役員運転手は、どうしても待機時間が長くなりがちです。
しかしその待機時間は、休憩時間ではありません。
休憩時間とは、従業員が自由に使える一定の時間のことです。
待機時間は急なスケジュール変更があってもすぐ動けるように、役員運転手は常に待機していなければなりません。
食事のための外出もできないため、休憩時間とは言えないのです。
しかし待機時間にも給与が発生しており、その時間も何かしらの仕事をしてほしいと思うのは雇用主として当然の考えです。
では他社の役員運転手はどういったことをして過ごしているのでしょうか?
2. 役員運転手の有効な待機時間の過ごし方
待機時間も貴重な労働時間です。
有効に使ってもらうためには、どういったことをすべきか教育することも時には必要です。
役員運転手自身も、何をすればよいか分からずに過ごしているかもしれません。
しっかり教育することは、役員運転手本人にとっても有益です。
ここでは待機時間の過ごし方を6つご紹介します。
2-1. ①役員車の点検・清掃
まずは「役員車の点検・清掃」です。
これはほとんどの役員運転手が行っているのではないでしょうか。
しかし会社で待機する際には清掃をするものの、外出先では行っていないというドライバーもいるかもしれません。
意識の高い役員運転手は、少しの雨で車が汚れてしまった場合、外出先でも軽くガラスやミラーを清掃します。
そのためにタオルと、ペットボトルに入れた水を車内に常備しています。
2-2. ②ルート検索
遠方や行ったことのない場所に行く場合、多くの役員運転手はルート検索をしています。
しかしそれだけでなく、頻繁に行く場所でもルート検索は必要です。
それは曜日や天気、工事・事故などが原因で、日々同じルートでも走っている車の数が違うためです。
スケジュールがタイトな場合、少しの渋滞でも予定通りに到着できない可能性があります。
役員運転手は、常に天気や渋滞情報・道路情報をチェックし、ルート検索をしなければなりません。
待機時間は、その作業をするためにぴったりの時間です。
2-3. ③地理研究
役員運転手は基本的に、カーナビを使わずに運転します。
そのためタクシードライバーのように、土地勘のあることが望ましいでしょう。
土地勘があることで、渋滞など想定外の事態が起きても、別ルートを即座に見つけ出し回避できます。
ドライバーの中には、休日実際に道を走って、土地勘を養う人もいます。
待機中であれば、紙の地図やGoogleマップなどで学べるでしょう。
2-4. ④秘書業務
役員運転手を雇用する際に、秘書業務と兼任することを前提として採用している会社もあります。
そのような会社の場合、役員運転手は待機時間にスケジュール調整や電話・メール対応、来客応対などをこなします。
採用後でも秘書業務を兼任してほしい旨を伝え、本人の同意があれば秘書業務をさせることもできるでしょう。
2-5. ⑤他部署の手伝い
社内の待機時間に、郵便物の仕分けや書類の整理など他部署の簡単な手伝いをさせることもできます。
ただしこの場合も、本人の同意が必要です。
採用時そのような話をしていないのであれば、無理に行わせることはできません。
2-6. ⑥役員からの頼まれ事
ちょっとした買い物や、クリーニングの受取りなどの雑用を、役員から頼まれることもあるでしょう。
遠方への出張の場合は、会社や自宅へのお土産の購入、食事の予約などを行う役員運転手もいます。
運転以外にも、臨機応変に動ける対応力が、役員運転手にも必要です。
3. 休息も待機時間の有効な使い道
とはいえ役員運転手には、休息が必要なこともあります。
休日出勤や時間外労働が続く場合、役員運転手は十分に休息を取れていないことがあるかもしれません。
疲れがたまっている、睡眠不足などの場合、運転中に眠くなってしまう可能性もあります。
役員の安全を保つためにも、時には役員運転手に仮眠をとらせることも重要です。
4. 役員運転手の待機時間削減法
ここまで行っても、待機時間がまだまだある場合は、雇用方法を変えることも検討してみてもよいかもしれません。
ただし現在雇用しているドライバーの待遇をしっかり検討したうえで行いましょう。
4-1. 役員運転手の雇用方法を改める
もしも役員運転手の運転時間が極端に少ない場合、雇用方法をパートなどに変更する方法もあります。
自宅と会社の送り迎えだけが主な仕事であれば、その時間だけの勤務にすることも考えられます。
スケジュールに合わせて、必要なときだけ出勤してもらう方法もあるでしょう。
4-2. 派遣の役員運転手を雇用する
役員運転手専門の派遣会社の中には、会社によってはスポット契約のできるところがあります。
スポット契約とは、必要なときだけ頼む方法です。
たまにしか外出しない役員運転手であれば、それだけで十分なこともあります。
当日急に依頼することは難しいため、スケジュールがあらかじめ決まっている場合に便利です。
また朝の通勤のみ活用するといった方法も有効です。
すべての派遣会社がスポット契約を設定しているわけではありませんが、一つの方法として検討してみるのもよいでしょう。
5. 「セントラルサービス」の役員運転手をスポット契約
「セントラルサービス」は、都内3か所に営業所を置く役員運転手の派遣・請負会社です。
多数のドライバーが所属し、日々多くのお客様のもとで勤務させていただいております。
お客様のご要望を細かく伺い、お好みにあうドライバーを、さまざまな教育訓練でスキルの身についた人材の中から厳選、手配いたします。
また契約の形態は「月極契約」と「スポット契約」の2種類をご用意。
休日の接待ゴルフ、出張へ向かう飛行場への送迎など、数時間ご利用するケースもあります。
ご要望がありましたら、お気軽にお申し付けください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
メールでのお問い合わせはこちらまで
6. まとめ
役員運転手を雇用するうえで、悩みの種の1つとなるのが「待機時間」です。
待機時間は休憩時間にカウントできず、給与が発生します。
なるべくその間も仕事をさせたいと考える雇用主の方も多いでしょう。
待機時間に行える仕事としては、以下のようなものがあります。
・役員車の点検・清掃
・ルート検索
・地理研究
・秘書業務
・他部署の手伝い
・役員からの頼まれごと
また疲れを癒すために、休息をとるのも重要な仕事です。
これでもまだ待機時間が長時間に及ぶ場合は、雇用方法を見なおすのも一つの方法です。
現在雇用しているドライバーの同意を得つつ、有効に待機時間を活用しましょう。
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