長距離ドライバーから役員運転手へのキャリアパス!メリットや注意点も解説
2024年05月29日
元来、長距離運転の経験を持つドライバーは、優れた運転技術と信頼性を証明しています。しかし、長距離ドライバーから役員運転手へのキャリアパス(転職への道程)には、役員運転手に必要なエチケットやコミュニケーションスキルを磨く必要があります。また、人を運ぶための安全運転やプライバシー保護などの特殊なニーズに対応するトレーニングも受けなければなりません。
本記事では、役員運転手の仕事内容と長距離ドライバーから役員運転手になるために必要なスキル、くわえて転職するメリットなどを解説します。長距離ドライバーから役員運転手へのキャリアパスを検討している方は、ぜひご一読ください。
目次
1.長距離ドライバーとして働き続ける留意点
長距離ドライバーは、他の業種に比べると労働時間が長い傾向にあり、運転席に座っている時間が長く、自由に動けないことをきつく感じるドライバーも多くいます。また、荷主や作業場側の都合で待機しなければならない「荷待ち」や「荷卸し」の時間も、ドライバーの負担を大きくしています。
1-1. 腰痛や痔を患いやすい
腰痛や痔を患いやすいのが、長距離ドライバーとして働く留意点です。
長距離ドライバーの連続運転時間は4時間と定められています。
たとえば、13時間の労働時間で計算すると、1日の運転時間は11時間程度になります。(※4時間ごとに休憩を取り、別途1時間の休憩を設ける場合)
1日11時間も座っていれば、腰に負担がかかったり肛門周辺の血流も悪くなったりするため、腰痛や痔を患いやすくなるでしょう。
※参照:厚生労働省 トラック運転者に係る労働時間の上限規制及び改善基準告示の改正について
1-2. 年齢によっては体力がもたない
年齢によっては体力がもたないのも、長距離ドライバーとして働く留意点です。
長距離ドライバーの仕事は荷積や荷卸しなど、体力を必要とする場面も多くあります。
また、場合によっては車内で仮眠を取ることから、体力に自信のない高齢者の場合は体調を崩してしまう恐れがあるでしょう。
2.長距離ドライバーとは違う!役員運転手の仕事内容
役員運転手の仕事内容は、以下のとおり多岐にわたります。
・お客様を送迎する
・お客様をエスコートする ・お客様をおもてなしする ・社用車を清潔に保つ |
役員運転手が送迎するのは、企業のトップである社長や役員、芸能人や著名人など、名高いお客様です。
そのため、お客様を第一に考えて業務にあたります。
たとえば、社用車はお客様をお迎えにあがる瞬間から企業の顔になります。
こまめに社用車を清掃し、つねに光の反射する車体を保つことも役員運転手の仕事です。
あわせて、役員運転手における1日の流れを把握したい方は、以下の記事も参考にしてください。
3.長距離ドライバーから役員運転手になるために必要なスキル
長距離ドライバーから役員運転手になるために必要なスキルは、以下のとおりです。
・ビジネスマナー
・高度な運転技術 ・守秘義務の徹底 ・ホスピタリティ精神 |
長距離ドライバーは荷物を運ぶ仕事です。
そのため、多少車体が揺れても大きな影響はないでしょう。
対して、役員運転手はお客様を送迎する仕事です。
社用車で仮眠を取られたり新聞を読まれたりするお客様にとって、車体の揺れはストレスでしかありません。
お客様に快適な車内環境を提供するためには、高度な運転技術を身につける必要があります。
また、ビジネスマナーや守秘義務の徹底なども役員運転手に求められるスキルです。
これらのスキルは、役員運転手として経験を重ねたり研修制度を設けている企業へ勤めたりすることで身につきます。
あわせて、転職における成功ポイントを把握したい方は、以下の記事も参考にしてください。
4.長距離ドライバーから役員運転手へ転職するメリット
長距離ドライバーから役員運転手へ転職するメリットは、以下のとおりです。
4-1. 運転技術が向上する
役員運転手へ転職することで、運転技術が向上します。
長距離ドライバーは、早朝や深夜に高速道路を走行するケースが多いでしょう。
役員運転手の場合は、車の多い時間帯に都市部の道路を走行するケースが大半です。
狭い道や混雑した道路での運転に慣れることで、より高度な運転技術が身につきます。
4-2. 安定した収入を得られる
長距離ドライバーから役員運転手へ転職すれば、安定した収入を得られます。
一般的に、長距離ドライバーの給与は歩合制であるため、長距離を走行するほど給与が高くなる仕組みです。
高い給与を得たい場合は、走行距離を長くする必要があります。
対して、役員運転手は固定給が主流であるため、走行距離にかかわらず安定した収入を得られます。
走行距離に囚われず安定した収入を得られれば、残業時間も少なくて済むでしょう。
残業時間が減少することで、健康に気を使えたり趣味に没頭できたりする時間も増えます。
4-3. お客様から感謝される
役員運転手へ転職すれば、お客様から感謝される機会も多くなります。
社用車を清潔に保ったり安全運転でお客様を送迎したりすることで、感謝の言葉をいただける場合も少なくありません。
また、経験を重ねることで、お客様からの信頼も得られます。
信頼を得られれば、専属運転手としても活躍できるでしょう。
お客様から感謝されたり信頼を得られたりすることで、仕事に対するモチベーションも高まります。
4-4. 年齢を気にせず働ける
年齢を気にせず働けるのも、役員運転手へ転職するメリットです。
長距離ドライバーの仕事には、荷物を運ぶ以外に荷卸しや荷積も含まれます。
荷卸しや荷積は体力を必要とするため、高齢者には難しい場合もあるでしょう。
役員運転手であれば、お客様の荷物を持つことはあっても、荷卸しや荷積ほど体力を消耗しません。
そのため、年齢を気にせず働けるでしょう。
5.長距離ドライバーから役員運転手へ転職する際の注意点
長距離ドライバーから役員運転手へ転職する際の注意点は、以下のとおりです。
5-1. 事故歴を確認される場合がある
役員運転手へ転職する際は、事故歴を確認される場合があります。
企業のトップや芸能人など名高いお客様を送迎する仕事のため、万が一の事態があっては困るからです。
役員運転手にとって、安全運転でお客様を送迎するのは絶対条件です。
ただし、企業によっては研修を受けることで事故歴問わず、採用してくれる場合もあります。
5-2. 相性の合わないお客様を担当する場合がある
相性の合わないお客様を担当する場合があるのも、役員運転手へ転職する際の注意点です。
というのも、役員運転手はお客様を選べません。
したがって、中には相性が合わなくても担当を任される場合もあるでしょう。
対人関係におけるストレスを回避したい場合は、企業へ相談するのがおすすめです。
6.まとめ
長距離ドライバーから役員運転手になるためには、高度な運転技術やビジネスマナーなどのスキルが求められます。
運転のプロである長距離ドライバーとして活躍してきた方であれば、役員運転手に必要なスキルを取得できるはずです。
役員運転手になれば、安定した収入を期待できるうえに社会で通用するスキルも身につけられるでしょう。
やりがいのある仕事に就きたい方やキャリアアップしたい方は、役員運転手への転職を検討してみてください。
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長距離ドライバーから役員運転手への転職を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
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