運転手に転職したい方向け|種類別に年収や必要な資格などを紹介
2024年04月01日
「運転手の仕事に転職したいけど、トラックやバスなどいろいろあって迷う」
「どの職業が自分に合っているか知りたい」
上記のようなお悩みを抱えていませんか?
一口に運転手といっても、トラック運転手やバス運転手、役員運転手などさまざまな種類があります。
運転手に転職して成功するためには、それぞれの仕事を深く理解しなければいけません。
本記事では、職業ごとに仕事内容や年収、必要な資格などを詳しくご紹介します。
目次
1. 運転の転職の選択肢1|トラック運転手
まずは、トラック運転手について解説します。
トラック運転手は、トラックで貨物を目的地まで運ぶ職業です。
会社や輸送する貨物によりますが、貨物の梱包や伝票作成などの業務を行うこともあります。
運転するトラックは、大型・中型・小型の3種類があります。
サイズが大きくなるほど、運ぶ貨物の量も増加して、輸送距離も長くなります。
大型トラック運転手の場合、車中泊をしながら運転することも、少なくありません。
1-1. 年収
トラック運転手の年収は、運転するトラックよって異なります。
大型トラック運転手の平均年収は482万円ほどです。
対して、中小型トラック運転手の場合、平均年収は420~450万円ほどになります。
1-2. 必要な資格
運転するトラックによって、必要な免許は異なります。
・小型トラック(普通自動車第一種運転免許)
・中型トラック(中型自動車第一種運転免許)
・大型トラック(大型自動車第一種運転免許)
2017年3月11日までに普通免許を取得した場合は、すべての小型トラックを運転できます。
しかし、取得したのが2017年3月12日以降だった場合、運転できる小型トラックは最大積載量が2t以下、車両総重量3.5t以下の車両のみです。
1-3. 向いている人の特徴
単純作業を苦に感じない方は、トラック運転手に向いています。
トラック運転手の仕事は、運転と貨物の積み下ろし作業といった、単純作業の繰り返しとなります。
同じ仕事でも飽きずにコツコツと続けられる方は、トラック運転手として活躍できるでしょう。
2. 運転の転職の選択肢2|バス運転手
バス運転手は、バスを運転してお客様を目的地まで送り届ける仕事です。
一般的にイメージするのは路線バスの運転手ですが、他にもさまざまなバスがあり、運行する場所も異なります。
種類 | 仕事内容 |
路線バス | 決められた路線と時刻表に従って運行する |
観光バス | 旅行客を乗せて観光スポットを巡る |
高速バス | 都市間をつなぐ高速道路を運行する |
送迎バス | 幼稚園や病院など特定の場所間を運行する |
2-1. 年収
バス運転手の平均年収は約399万円です。
月収では約29万円となります。
観光バスや高速バスは、長距離を走行し、場合によっては夜間に運行することもあるため、遠征手当や深夜手当が付与されます。
2-2. 必要な資格
バス運転手となるには、大型自動車第二種運転免許が必要です。
大型二種免許がなければ、路線バスや観光バスなどを運転できません。
ただし、介護施設や幼稚園などの送迎バスであれば、第一種中型自動車運転免許のみで運転できます。
2-3. 向いている人の特徴
しっかりと体調管理できる方は、バス運転手の適性があります。
バス運転手は、不規則な時間で運転することが多く、体調不良になりやすいです。
そのため、バランスのよい食事をして、十分な睡眠をとり、適度に運動する方はバス運転手に向いています。
3. 運転の転職の選択肢3|タクシー運転手
タクシー運転手は、お客様をタクシーで安全に目的地にまで送り届ける仕事です。
接客業としての一面もあり、お客様の荷物の出し入れを行ったり、乗車中に世話話を行ったりすることもあります。
また、他の仕事にも共通していますが、定期的なガソリンの給油や車両の点検といった、車両管理もタクシー運転手の仕事のひとつです。
3-1.年収
タクシー運転手の平均年収は約361万円で、月収は約30万円です。
ただし、働くエリアによって大きな差が生じます。
人口や観光地が多い地域だと給与は高くなり、逆に人口が少ないと平均年収よりも少なくなる傾向にあります。
3-2. 必要な資格
タクシー運転手には、普通自動車第二種免許が必須です。
また、東京都や神奈川県、大阪府の都市部で働く場合は、地理試験にも合格する必要があります。
地理試験とは、主要幹線道路や主要施設、目的地までの最短経路など、営業区域内の地理について問われる試験です。
他にも、お客様への対応方法や、事故が起こった際の対処法などの問題が出題されます。
3-3. 向いている人の特徴
タクシー運転手に向いているのは社交的な方です。
タクシー運転手はお客様と関わる仕事であるため、人と会話することが好きな方なら、仕事に魅力を感じます。
実際、前職は販売員などお客様と関わる仕事をしていた、というタクシー運転手は多く存在します。
4. 運転の転職の選択肢4|役員運転手
最後は役員運転手です。
役員運転手は、会社役員や社長などの重役の方を、車で送迎する仕事です。
ただ車を運転するだけではなく、渋滞に巻き込まれないよう道路情報を調べたり、いつでもお客様の呼び出しに対応できるよう、車内やオフィスで待機したりしなくてはいけません。
また、場合によっては書類作成や電話対応といった、秘書業務も行う必要もあります。
4-1. 年収
平均年収はおよそ400万円で、月給換算すると30万円ほどになります。
大手企業の役員運転手になると、加えて賞与が支給されることが多いです。
また、秘書業務を兼務すると通常よりも給与がアップします。
4-2. 必要な資格
役員運転手には、普通自動車第一種運転免許が必要です。
企業によっては、二種免許も必要になるため、取得しておいても損ではありません。
他にも、秘書検定や運行管理者の資格を持っていると、業務中に役立ち、役員の方から評価されることがあります。
4-3. 向いている人の特徴
秘密をばらさず口が堅い方は、役員運転手に向いています。
役員運転手は送迎中、役員の方の会話から、企業の機密情報を耳にすることがあります。
機密情報が外部に漏れてしまうと、企業に大きな損害を与えてしまうため、役員運転手はどんな秘密も守れる方でなくてはいけません。
5. 運転の仕事は未経験からでも転職できる?
基本的に、未経験でも運転の仕事に転職できます。
運転業界は人手不足が続いているため、必要な資格を持っていれば、未経験でも採用される可能性は高いです。
また、運転の仕事にはとくに年齢制限が設けられていないため、20~30代の方でも挑戦しやすいといえるでしょう。
もし未経験で不安だという場合は、教育専任ドライバーによる研修を受けられる会社を選ぶのがおすすめです。
仕事に必要なスキルを身に付けられるため、未経験でも自信を持って運転の仕事を行えます。
参考:運転士とは?仕事内容や就業方法を解説!さらにおすすめの求人まで紹介します| 愛知県豊橋市の求人サイト_株式会社タスキ
6. まとめ
同じ運転手でも、職業によって仕事内容や年収、向いている人の特徴は異なります。
運転の仕事に興味がある方は、ぜひ本記事を転職する際の参考にしてください。
また、もし役員運転手の仕事に興味があれば「セントラルサービス株式会社」にお問い合わせください。
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