送迎ドライバーの仕事内容や種類は?必要な資格や魅力についても解説
2023年08月18日
送迎ドライバーは介護施設や学校・幼稚園、各企業の役員など、さまざまな場所で送迎を担当する仕事です。
また送迎を担当する場所や人によって、必要になる資格も異なります。
そのため送迎ドライバーの仕事内容や必要な資格について、知りたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、送迎ドライバー種類や仕事内容、必要な資格などについて解説します。
送迎ドライバーの仕事に興味がある方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
1. 送迎ドライバーの種類と仕事内容
送迎ドライバーの仕事は、働く職場によって運転する車が異なります。
また職場によって、勤務時間や仕事内容も違います。
ここでは送迎ドライバーの種類や仕事内容について、確認していきましょう。
1-1. 各企業への送迎ドライバー(役員運転手)
おもに上場企業の役員や会長などの送迎を行う企業専属の運転手です。
自宅・取引先・会合場所などへの送迎を担当するほか、車両の清掃や管理を行います。
役員の方を担当するため、ビジネスマナーや守秘義務の徹底や、高い時間管理能力も必要です。
大変な仕事ですが普段は運転できないような車の運転や、貴重なお話を聞けるなどの魅力も多い仕事でもあります。
1-2. 介護施設や医療機関への送迎ドライバー
デイサービスなど介護施設の利用者や透析治療を受けている方などを病院まで送迎する仕事です。
乗り降りの介助を行うこともあるので体力や腕力が必要な場合がありますが、利用者から感謝の言葉を伝えてもらえる事もあるため、やりがいを感じられるでしょう。
ただし自宅の中まで利用者の介助を行う場合は、介護福祉士や介護職員初任者研修といった資格が必要な場合があります。
1-3. 学校や幼稚園などへの送迎ドライバー
学校や幼稚園、スイミングなどの各スクールに通う方を送迎するドライバーです。
学校や幼稚園などでは、朝・夕方と行事などの送迎を行います。
スイミングなどの各スクールの場合は、老若男女・時間問わず利用される方が多いです。
その場合は、決められたルート・停車場所を1日に何度も巡回することがほとんどです。
子ども達を乗せることが多いため、それぞれの目的地へ送迎するだけでなく安全に十分配慮し、親しみやすい人柄も求められるでしょう。
1-4. ホテルや旅館への送迎ドライバー
マイクロバス(シャトルバス)やその他の送迎車両を使用して、ホテルから駅や空港などへ送迎を行います。
またブライダルを行っている場合は、挙式に参列される方の送迎を担当することもあります。
ほかにも簡単なお客様対応や案内業務に携わることもあるため、丁寧な対応を心掛ける必要があるでしょう。
1-5. 従業員などの送迎ドライバー
ホテルや旅館への送迎同様、マイクロバス(シャトルバス)を使用して、駅やバス停などの指定地から企業までの送迎を行います。
仕事内容は運行スケジュールによって異なり、1日に同じルートを何度も往復する場合は運転と待機が多いでしょう。
反対に一往復しか運行しない場合は、運転していない時間にほかの業務をすることもあります。
2. 送迎ドライバーの仕事に必要な資格
送迎ドライバーは、仕事の種類によって必要になる資格やスキルが異なります。
どのような資格やスキルが必要なのか、仕事の種類別に解説します。
2-1. 各企業の役員運転手
役員運転手は企業の所有する車両を運転するため、必要な資格は普通自動車第一種運転免許のみです。
第二種運転免許を取得している役員運転手も一定数いるため、取得しているとスキルの証明ができるでしょう。
このほかにも外国人の役員がいる企業や海外からのお客様をお迎えすることもあるため、目的地や簡単な要望の確認ができるくらいの英会話のスキルがあるとよいでしょう。
2-2. 介護施設や医療機関
介護施設や医療機関の送迎ドライバーの場合は、普通自動車第一種運転免許の資格が必要です。
仕事内容が送迎のみであれば、介護資格は必要ありません。
しかし利用者を自宅の中に介助しながら連れていく場合は、介護福祉士や介護職員初任者研修といった資格を求められることもあります。
また医療機関でマイクロバスを使用して送迎を行う場合は、車両のサイズによって中型もしくは大型自動車第一種免許が必要です。
2-3. 学校や幼稚園などの各スクール
学校や幼稚園、スイミングなどの各スクールによって使用する車両は異なります。
そのため使用する車両によって、普通・中型・大型いずれかの第一種免許が必要になります。
ただしバス会社に就職して送迎バスを運転する場合は、大型自動車第二種免許が必要です。
2-4. ホテルや旅館や従業員の送迎
こちらも使用する車両によって、必要な免許は異なります。
使用する車両によって、普通・中型・大型いずれかの第一種免許が必要になります。
ホテルや旅館、企業の規模によって使用する車種が異なるため、応募する前に取得している資格で運転できる車両かを確認しておくとよいでしょう。
3. 送迎ドライバーの仕事の魅力
仕事の種類によって運転する車両やお客様が異なりますが、さまざまな場所で送迎ドライバーが活躍しています。
そんな送迎ドライバーの魅力について、ご紹介します。
3-1. 体力の不安が少ない
ドライバーと聞くと荷物の積み降ろしなど、体力勝負の仕事というイメージの方も多いでしょう。
職場にもよりますが送迎ドライバーは短時間勤務が主流なうえ体力的に負担がかかる仕事が少ないため、歳を重ねてからでもできる仕事です。
運転には自信があるけれど、体力を使わない仕事をお探しの方には魅力を感じられるでしょう。
3-2. 未経験でも挑戦しやすい
特別な資格は必要なく「普通自動車第一種運転免許」だけでできる仕事も多く、未経験でも挑戦しやすいのが送迎ドライバーです。
また運転が得意な人であれば、未経験でも特技を活かして働けるため楽しく仕事ができるでしょう。
4. 送迎ドライバーの仕事で大変に感じる点
送迎ドライバーの仕事は、魅力に感じる点が多くあります。
しかし、魅力を感じる点ばかりではありません。
ここでは送迎ドライバーの仕事で大変に感じる点について、ご紹介します。
4-1. 高い運転技術が求められる
お客様を乗せて運転するため、安全運転を心がけることは必須です。
また業種によっては、お客様の自宅まで送迎することもあります。
そのため近隣の迷惑にならないよう、駐車する場所には気を使う必要もあるでしょう。
ほかにも大型車を使用して送迎をすることもあるため、普通車よりも周囲へ気を配った運転が求められます。
4-2. 人間関係の悩みが発生する可能性がある
送迎ドライバーは、荷物の運搬ではなくお客様を乗せる仕事です。
また路線バスなどのように不特定多数を乗せるのではなく、ある程度決まったお客様を乗せることになります。
そのため送迎を利用する方と、会話や挨拶をするといったコミュニケーションを取ることも必要になります。
人とのコミュニケーションが苦手な方は、大変だと感じることがあるでしょう。
5. まとめ
送迎ドライバーは働き方が選びやすく普通免許のみでも応募できるため、未経験でもチャレンジしやすい仕事です。
ただし職場によっては、運転業務以外に雑務をこなすこともあるため、求人に応募する際はしっかりと詳細を確認するようにしましょう。
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