ドライバーの仕事の種類とは?|お仕事内容年収について徹底解説!
2023年07月27日
「ドライバーの仕事にはどんなものがあるの?」
「転職を考えているけれど、収入はどれくらい?」
車の運転が好きな方のなかには、運転を仕事にしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ドライバーは拘束時間が長く労働条件が厳しいイメージがあるため、転職を迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ドライバーの仕事の種類・それぞれの仕事内容必要な免許をご紹介します。
目次
1. ドライバーの仕事の種類と年収
ドライバーの仕事には、大きく分けて次の5つがあります。
トラックドライバー
タクシードライバー
バスドライバー
送迎ドライバー
役員運転手
それぞれを詳しくご紹介します。
1-1. トラックドライバー
トラックドライバー(配送業)は別名配送業ともよばれ、荷物の配達・物流・引越しなど、さまざまな業務を行います。
トラックドライバーは取得する免許によって業務の幅が変動しがちです。
荷積み荷降ろしの肉体的負担が大きいことに加え、勤務時間が長いトラックドライバーの仕事は、2024年から施行される働き方改革関連法の対象となりました。
「物流の2024年問題」では、トラック事業者の人材確保が難しくなり、一般消費者への影響が出ることも懸念されています。
トラックドライバーの平均年収は大型トラック運転手で447万円、中小型トラック運転手は399万円で、産業全体の平均490万円よりも低く推移しています。
トラックドライバーの人手不足の解消に向けては、低賃金長時間労働という労働条件の改善が必要です。
(参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)
1-2. タクシードライバー
タクシードライバーの勤務体系は以下の3つです。
①昼日勤
②夜日勤
③隔日勤務
そのうち、タクシードライバーに多い勤務体系は③の隔日勤務といわれています。
勤務時間は早朝から翌日の明け方まで、休憩が3時間の20時間程度です。
またタクシードライバーは、1回の乗務時間が19時間を超えた場合、20時間の休憩が義務付けられているため、隔日勤務の翌日は休みとなることがほとんどです。
タクシードライバーは時間の融通が利きやすく、個人で営業することがほとんどなので、会社の人間関係が苦手な方に向いています。
年収は300万円~600万円と幅が広く、歩合給でどれだけ稼げるかで収入が変動するといえるでしょう。
特に、企業に所属しない個人タクシーは完全歩合給なため、仕事に対する熱意や戦略が給与に直結します。
1-3. バスドライバー
路線バスのドライバーは、決められたルートを時間通りに、かつ安全に走行する仕事です。
そのため、バスドライバーの業務には乗務前後の安全点検も含まれます。
バスドライバーは決まったルート時間でバスを運行するため残業はほぼなく、ワークライフバランスを取りやすく、個人業務が多いのがメリットといえるでしょう。
バスドライバーの年収は平均で448万円となっています。
(参照:統計からみる運転者の仕事 厚生労働省)
1-4. 送迎ドライバー
送迎ドライバーは運転する車種別に①バス②普通自動車に分けられます。
業種は以下が一般的です。
①バス:幼稚園・ホテル・介護施設・葬儀場
②普通自動車:ディサービス
送迎ドライバーは働き方を選べ、利用者とのふれあいもあり、人との関わりが苦にならない方に向いています。
また、体力的な負担も少ないので、中高年でも働きやすいのが魅力です。
送迎ドライバーは普通自動車免許で勤務ができるので、未経験からチャレンジしたい方にもおすすめといえるでしょう。
送迎ドライバーの平均年収は約370万円となっています。
1-5. 役員運転手
役員運転手は、配属先が平日勤務の場合は土日で休みを取得できます。
また、タクシードライバーよりも勤務時間が規則的な場合が多く、時間の調整がつきやすく、子育て世代でも働きやすい環境といえるでしょう。
役員運転手の主な仕事内容は次の通りです。
・お客様の車両の管理・点検・清掃
・お客様のエスコート
・お客様のスケジュールに沿った運行ルートの確認・見直し
そのほかお客様によっては、簡単な買い出しを依頼されることもあります。
役員運転手は、普通自動車第一種免許があれば基本的に勤務できますが、昇給を狙うのであれば第二種免許取得も検討してみましょう。
役員運転手に求められるものは、お客様に対するホスピタリティです。
お客様の安全だけでなく、快適に過ごしていただけるよう心遣いができる方が役員運転手に向いています。
また、左ハンドル車が多いのも役員運転手の特徴といえるでしょう。
外国車の運転経験者にとっても役員運転手はおすすめです。
2. ドライバーの仕事に必要な資格
ドライバーは、業務によって求められる免許の種類が違います。
ここからは、各ドライバーに必要な免許をご紹介します。
2-1. ドライバーの仕事に共通して必要な免許
ドライバーの仕事に共通して必要な免許は「普通自動車免許」です。
普通自動車免許とは、正式名称を「普通自動車第一種運転免許」といい、最大積載量2t未満、車両総重量3.5t未満の普通自動車を運転できる免許を指します。
18歳以上の方が普通自動車免許を取得でき、仮免許取得時に18歳であれば、17歳での教習所入学も可能です。
免許取得までの目安期間は次の通りです。
・教習所に通う場合:1ヶ月
・合宿の場合:最短14日
勤務先によっては違反の有無や点数確認のため、運転記録証明書の提出を求められることがあります。
2-2. トラックドライバーに必要な免許
車体総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 | 取得できる年齢 | |
準中型免許 | 3.5トン以上7.5トン未満 | 2トン以上4.5トン未満 | 11人以上29人以下 | 18歳以上 |
中型免許 | 7.5トン以上11トン未満 | 4.5トン以上6.5トン未満 | 11人以上29人未満 | 普通免許取得から2年経過以上 |
大型免許 | 11トン以上 | 6.5トン以上 | 30人以上 | 21歳以上 |
準中型免許を取得すれば2トントラック・冷蔵トラック・引越しトラックの運転が可能となります。
大型免許を取得すると給与面で有利になりやすいです。
2-3. タクシードライバーに必要な免許
タクシードライバーになるには「普通自動車第二種免許」が必要です。
普通二種免許の取得条件には以下があります。
・満21歳以上
・普通一種免許取得後から3年経過後
・両目の視力が8以上・片目0.5以上 ※眼鏡等矯正可
・深視力検査を合格
普通二種免許は、学科・技能試験のそれぞれを合格後、応急救護処置講習と旅客者講習の受講が必要となります。
そのほか、タクシードライバーになるためには、東京・神奈川・大阪の一部地域では地理試験の合格も必要です。
2-4. バス運転手に必要な免許
大型自動車第二種免許では総重量11t最大積載量6.5t乗車定員30人を超えた大型車を運転できます。
大型二種免許取得の条件は以下の通りです。
・満21歳以上
・普通免許・準中型免許・大型免許・大型特殊免許のどれかを取得している
・運転歴が通算3年以上
・視力が両目で8以上・片眼0.5以上
大型二種免許は教習所で取得するほか、バス会社の養成制度を利用することもできます。
幼稚園送迎などのマイクロバスは「8t限定なしの中型免許」でも業務可能です。
3. まとめ
ドライバーの仕事にはトラック・タクシー・バス運転手の他に、送迎ドライバー・役員運転手があり、中でも役員運転手や社長運転手は普通自動車第一種免許で勤務ができます。
また「セントラルサービス株式会社」では、役員運転手の募集を行っています。
正社員のほか、業務委託やパート・アルバイトも選択が可能。
役員運転手に求められる、お客様にとって快適な運転技術・ビジネスマナー・安全講習もしっかり行うため、未経験の方でもご応募いただけます。
お客様に喜んでもらうのが好き・ドライバー業界に転職したい・高い運転技術やビジネスマナーを身につけたい、という方はぜひご応募ください。
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