ハイヤー運転手の平均年収はいくら?給与アップの方法や適性をご紹介
2023年01月25日
スマートに仕事をするイメージのあるハイヤー運転手に転職したい、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ハイヤーの仕事は、タクシー運転手とはまったく違う職種です。
給与体系も異なり、年収額にも違いがあります。
そこでこの記事では、ハイヤー運転手の仕事や年収額・給与額を高くする方法・ハイヤー運転手に向いているタイプについて、ご紹介します。
ハイヤー運転手に転職をお考えの方や運転手業界にご興味ある方はぜひ参考にしてください。
目次
1. ハイヤーとタクシーのサービスの違い
ハイヤーとタクシー運転手に必要な資格はどちらも同じ「普通自動車第二種運転免許」です。
大型の車両も扱っている会社であれば、中型自動車第二種運転免許や大型自動車第二種運転免許が必要になることもあります。
基本的に入社後に二種免許の取得をサポートしてもらえるため、入社時は普通自動車第一種運転免許があれば問題ありません。
ハイヤーがタクシーと大きく異なるのは、営業方法と料金体系です。
それぞれ比較してみましょう。
1-1. 営業方法
タクシーが流しの営業や駅・商業ビルなどで客待ちをするのに対し、ハイヤーは完全予約制です。
不特定多数の方を乗せるタクシーとは異なり、企業の役員や有名人・著名人などの送迎・冠婚葬祭時の移動など、特別な場面で使われています。
ほかに長期間の専属契約を交わすプランも人気です。
仕事の内容がまったく違う分、タクシーとハイヤーでは使用する車両が大きく異なります。
遠くからでも目につきやすい明るいボディーカラーで、車体の上に行灯を乗せたクラウンやプリウスを使用するタクシーに対し、ハイヤーはレクサスやセンチュリーといった黒塗りの高級車を使用しています。
もちろん行灯はついていません。
1-2. 料金体系
ご存じのようにタクシーは車内にメーターが付いており、乗車場所から目的地までの距離と時間によって、料金が変わります。
また、迎車の際にはその分料金がかかることもあります。
ハイヤーは、車内の目立つところにメーターはついていません。
ハイヤーの料金は、ハイヤー会社を出庫した時点から、帰庫するまでが料金の請求対象となります。
乗車したその場で料金をいただくことはなく、後日お客様のご自宅や企業宛てに請求書を発送し、振り込んでいただく形式です。一般的にタクシーよりも費用が高めに設定されています。
2. ハイヤー運転手の年収
タクシー運転手の給与は、歩合制や基本給+歩合給となる会社がほとんどです。
そのため、お客様を多く乗せただけ給与が上がっていきます。
ハイヤーも基本給+歩合給となっている会社が多いものの、傾向としてタクシーに比べ歩合給の割合が低く設定されています。
実際のハイヤー運転手の年収は、平均すると400万円~500万円ほど。
中には、ハイヤー運転手の平均が800万円近くになる会社も存在します。
3. 年収の高いハイヤー運転手になる方法
できれば少しでも多く稼げるハイヤー運転手になりたい、と考える方もいらっしゃるでしょう。
もともとドライバーの平均年収が多い会社に就職するのもひとつの方法ですが、ほかにもいくつか手段があります。
3-1. 英語力を身につける
企業役員やVIPを担当するハイヤー運転手は、海外のお客様を担当する機会もあります。
そのため、英語力を身につけることで、収入アップが期待できます。
都内の某ハイヤー会社では、一般のハイヤー運転手の年収に対し、英会話ができるドライバーは、さらに250万円ほど高い平均年収です。
ほかにも、英会話手当を支給している会社もあります。
英会話のスキルがあれば、仕事の幅も広がるでしょう。
また、英会話以外の言語を身につけるのも、おすすめです。
唯一無二のスキルとして重宝されるでしょう。
3-2. 専属ドライバーとして引き抜かれる
ハイヤー会社では、単発のお客様だけでなく、定期の専属契約を結んでいる顧客を多数抱えています。
そのようなお客様の元で、先方に認めていただけるような仕事ができれば、直接雇用していただけるチャンスもあるでしょう。
先方が提示した給与額が、現在の給与額よりも大幅に高くなる可能性もあります。
ただし、認めていただくためには、常にお客様が何を求めていらっしゃるのかを考え、ホスピタリティ溢れるサービスを心掛けなければなりません。
4. ハイヤー運転手の適性
ハイヤー運転手の年収ばかり気にしていても、仕事自体が自分自身に合っていなければ長く続けられません。
ここからは、どのような人がハイヤー運転手に向いているのかについて考えてみましょう。
4-1. 運転技術が優れている
まず何よりも必要なのは、運転技術です。
お客様を乗せて走る場合、移動中であることを忘れさせるほど快適な空間を提供しなければなりません。
そのためには、カーブや右左折・ブレーキや加速など、一切感じさせない運転技術が必要です。
ハイヤー運転手は、大型の高級車を運転することが多いため、一般的な普通車を運転する以上に、気を配った運転ができなければなりません。
4-2. 緊張感をもって仕事ができる
お客様をお乗せするからには、常に緊張感をもって運転する必要があります。
運転に慣れてしまうと、どうしても気分的にゆとりが生まれてしまいます。
しかしハイヤー運転手の場合、スケジュール通りの運行や普段以上の安全運転・後部座席のお客様への気配りなど、気を緩める暇はありません。
自分の運転技術を過信せず、適度な緊張感を持ち続けて仕事ができる人がハイヤー運転手に向いているでしょう。
4-3. 標準以上のビジネスマナーが身についている
ハイヤー運転手が担当するのは、ハイレベルなサービスを受け慣れている企業役員やVIPの方々です。
非常に目が肥えている方々だからこそ、ハイヤー運転手は一定レベル以上のビジネスマナーを身につけている必要があります。
ここでいうビジネスマナーとは、身だしなみや挨拶・言葉遣いなどのこと。
失礼に当たらない振る舞いをすることが、お客様のリピートにもつながります。
4-4. 接客スキルが身についている
ハイヤー運転手は、ただ運転だけをしていればよいわけではありません。
お客様のお荷物を運ぶことはもちろん、ドアの開閉サービス・雨天時の傘の差し掛けなど、さまざまな気配りが必要です。
お客様に話しかけられた際には、気持ちよく対応できるスキルも求められます。
ホテル並みのホスピタリティマインドで接客できる力がなければいけません。
4-5. 守秘義務を徹底できる
ハイヤー運転手は、ときには各国の要人や大企業の社長などの担当を任されることもあります。
そのようなときに、気をつけなければならないのは、守秘義務の徹底です。
ハイヤー運転手は、まだ世間に公になっていない企業の情報やお客様のプライベートなことなど、絶対に漏らしてはいけない機密事項を耳にする機会があります。
これらの情報は、家族・社内の同僚含め、誰かに話してはいけません。
興味深いことを耳にして、つい誰かに話してしまいたくなるような方は、ハイヤー運転手には不向きです。
5. 年収アップが期待できる役員運転手もおすすめ
ハイヤーの仕事と類似する職業に「役員運転手」があります。
ハイヤードライバーがハイヤー会社に雇用されているのに対し、役員運転手は企業に雇用されている専属ドライバーのことです。
ハイヤー運転手ではなく直接雇用される役員運転手を目指すのもおすすめです。
役員運転手の平均年収にはかなり幅があり、ハイスキルのプロ役員運転手や大企業の社長付運転手ともなると、かなりの高収入が期待できます。
ハイヤー運転手以上にホスピタリティマインドが求められる世界ですが、普段はお会いできないような方のそばで働けることは、何ものにも代えがたい、貴重な経験となるでしょう。
6.まとめ
ハイヤー運転手はタクシーと異なり、特定の方を送迎する仕事です。
自分からお客様を探すために流しで走る必要はなく、企業の役員やVIP・冠婚葬祭のお客様など、予約のみに対応します。
年収は平均すると400万円~500万円ほどですが、技術やスキルを身につけることで、年収アップも期待できるでしょう。
お客様の専属ドライバーになりたいとお考えの方は、「セントラルサービス」で、役員運転手の仕事に就いてみませんか?
「セントラルサービス」は、役員運転手専門の派遣・請負会社。
都内を中心に多くのドライバーが活躍しています。
ご紹介したように、ハイヤー運転手や役員運転手には、運転だけでなく、ビジネスマナーや接客能力などハイレベルな技術が求められます。
これらは経験しなければなかなか身につきません。
「セントラルサービス」では、きめ細かい研修制度を設け、役員運転手に必要なスキルを身につけていただいております。
未経験の方でも、やる気次第でプロ役員運転手として働くことが可能です。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
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