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運転手不足の今が転職のチャンス!失敗しないために原因と攻略法を解説

運転手不足の今が転職のチャンス!失敗しないために原因と攻略法を解説

土木や介護・福祉と並んで、人手不足が叫ばれているのがトラックやタクシー・バスなど車の運転手です。

 

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和4年7月分)について」によると、全業種の有効求人倍率(パート除く)が1.2倍のところ、自動車運転の職業は2.42倍となっており、完全な売り手市場です。

 

ドライバー業界への転職をお考えの方にとっては朗報ですが、なぜそこまで運転手が不足しているのかも気になるところでしょう。

 

そこでこの記事では、運転手不足の理由と、よい会社を見つけるポイントをご紹介します。

 

「後悔しない転職をしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

1. 運転手が不足する原因

 

ドライバー業界では、トラックだけでなくタクシーやバスなどあらゆる業界で、運転手不足が叫ばれています。

なぜそこまで運転手が不足してしまうのでしょうか?

 

その原因はひとつだけではありません。

その原因を確認してみましょう。

 

1-1. キツいイメージが浸透している

 

「運転手の仕事はハード」だというイメージが、人手不足に拍車をかけています。

 

実際、運転手の仕事は、お客様の都合に合わせなければならないこともあり、時間外労働が発生してしまうことも。

職種によっては、夜間の仕事や車中泊が必要な仕事もあります。

 

人手不足により、一人にかかる負担が増していることも、仕事をキツくする原因となっています。

 

1-2. 仕事の量が増えている

 

国土交通省の「令和3年度 宅配便取扱実績について」によると、トラックによる宅配便の個数は、年々右肩上がりに増えています。

トラックによる宅配便取扱個数
平成23年 33億6,300個
令和3年 48億8,200万個

参考|国土交通省:令和3年度 宅配便取扱実績について

 

上記のように、平成23年から令和3年までの10年の間に145%も増加しています。

 

これは、ネット通販の拡大が大きく影響していると考えられており、運転手の不足はこの急拡大に追い付いていないことも原因となっています。

 

1-3. 収入が業務に見合わないケースが多い

 

運転手の年収は、国内の平均年収と比べ低い傾向にあります。

 

日本人の平均年収が433万円程度(国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」より)といわれる中、運転手の平均年収は以下のようになっています。

 

【各業種の運転手の平均年収】

平均年収
大型トラック運転手 約463万円
普通・軽トラック運転手 約430万円
バス運転手 約404万円
タクシー運転手 約280万円
役員運転手 約356万円

参考|厚生労働省:令和3年賃金構造基本統計調査

 

ただし、これらの金額はあくまでも平均の数字。

勤務先によっては、かなり平均と差がある可能性もあるため、転職の際はしっかり確認しましょう。

 

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「【職種別】運転手平均年収|求人募集で給与以外に注目すべきポイント」

 

1-4. 車の運転に興味をもたない若者が増えている

 

近年は若者の車離れも、運転手業界にとって大きな問題です。

若者が車を所有しない理由として、以下のようなことが考えられます。

 

・購入費用が高い

・維持費が高い

・公共交通機関が発達している

 

とくに都市部のように、車がなくても移動に困らない場所では、車の必要性を感じない方も多いようです。

 

日常的に運転をしない若者は、運転手の仕事に対し、そこまで魅力を感じていないことが考えられます。

 

2. 運転手不足でこれからどうなる?

 

このようなさまざまな要因で運転手不足に悩んでいる業界は、ただ単に手をこまねいているわけではありません。

国とも協力しさまざまな対策を行い、人員確保を目指しています。

 

では今後、運転手業界はどのように変わっていくのでしょうか?

 

2-1. 女性・高齢者の雇用拡大

 

今後は、女性や高齢者の運転手の雇用がますます増加する可能性があります。

 

現在国土交通省では、「トラガール促進プロジェクト」が進行中。

育休取得や保育施設の設置などを行った企業に対し助成金を支払うことや、女性ドライバーの育成・定着のガイドラインを制定するなど、さまざまな取り組みを行っています。

 

また、公益財団法人全日本トラック協会では、高齢者雇用の推進の手引きを作成し、その必要性を訴えています。

 

企業としても、重量のある荷物はパレットに積む、時間外労働を減らすといった、女性や高齢者でも活躍できる現場作りが進んでいくでしょう。

 

2-2. 働きやすい環境の整備

 

女性や高齢者に限らず、今後は誰もが「多様な働き方」ができる会社経営が求められています。

厚生労働省の行っている「働き方改革」も、多用な働き方をするための政策です。

 

2-2-1. 時間外労働の上限

 

現在、一般の労働者は時間外労働に対し「罰則付きの上限」が設けられています。

その罰則付きの上限が、2024年には自動車運転の業務にあたるトラック・バス・タクシーといった運転手にも適用される予定です。

 

現在、残業時間が長い職場でも、今後は年間の時間外労働の上限が960時間に制限されることになります。

 

収入が減るのではというドライバーの不安もあるかもしれませんが、その分体力的な負担が軽くなることも期待できるでしょう。

 

関連記事

「ドライバーの残業時間を減らすには?2024年問題への解決策とは?」

 

2-2-2. 勤務間インターバル制度

 

また「勤務間インターバル制度」という、残業をしても次の日の出社時間を遅らせることで、十分な休養を取れるようにする制度の導入も、働き方改革により企業の努力義務となっています。

 

このようにさまざまな対策で、運転手の労働環境は改善されることが期待できます。

 

3. 運転手不足の今は転職のチャンス!よい会社を見つける2つのポイント

 

売り手市場だからといって、どの会社に入っても安心かというとそうではありません。

ご自身で満足できる会社を見つけるためには、次の2つのポイントに注目してみましょう。

 

3-1. 自分に合った仕事内容

 

仕事を探すうえで、給与や福利厚生はもちろん重要ですが、長く働いていけるように自分自身に合った仕事内容を見極める必要があります。

 

同じ運転手の仕事でも、長距離トラックの運転手は人と接することがほとんどありません。

それに対し、宅配便のように多くのお客様のところへ荷物を運ぶ運転手は、人と接することが多くコミュニケーション能力も重要です。

 

このように、向き・不向きを見極めて自分に合った仕事を見つけましょう。

 

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「運転手の仕事内容は?向いている人や将来性について職種ごとにご紹介」

 

3-2. 労働環境

 

労働環境も忘れてはいけないチェックポイントです。

 

時間外労働や休日出勤の有無・不規則な勤務体系などはその分給与が上乗せされるものの、体力的にはハードです。

 

プライベートと仕事の比重をどのように考えるかでも、理想とする労働環境が変わってきます。

 

労働環境や収入との折り合いをつけ、無理のない働き方ができる会社を選ぶことが、長く働くためにも重要です。

 

4. 「セントラルサービス」の役員運転手

 

運転手の仕事というと、トラックやバス・タクシーを思い浮かべる方が多いでしょう。

 

セントラルサービス」は、都内にある役員運転手の派遣・請負会社です。

 

役員運転手とは、企業の役員や個人のお客様に専属でつくドライバーのこと。

 

ベンツやクラウン・レクサスなどの高級車を運転できることや、普段はお会いできないような方のサポートをするという、貴重な体験のできるお仕事です。

また、重たいものを運ぶことがないため、体力的な負担が少ない仕事でもあります。

 

「セントラルサービス」では、未経験の方でも、安心して働いていただけるよう、豊富な研修を実施しています。

役員運転手に必要なスキルを一通り身につけていただくことが可能です。

 

お客様の役に立てる仕事がしたい・人と接する運転の仕事がしたいという方は、役員運転手の仕事を考えてみてはいかがでしょうか?

 

5. まとめ

 

現在はどの業界でも、仕事がきつい・給与が安い・仕事量が増えた、といった理由から運転手不足に悩まされています。

 

しかし今、運転手の働き方が見直されており、今後は行政や各企業の努力により、労働環境や待遇の改善も期待できます。

 

運転手への転職をお考えの方は、安易に仕事を選ぶのではなく、じっくりとご自身に合った仕事を探しましょう。

 

「セントラルサービス」でも、役員運転手として働いていただける方を募集しております。

役員運転手の仕事にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

「セントラルサービス株式会社」

TEL:03-6380-9151

営業時間:平日・土日祝 9:00~19:00

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