【専属ドライバーの雇用】年収相場や理想の人材を雇用する方法紹介
2022年04月20日
専属ドライバーは、企業の中でも役職のある方やVIPを目的地までお送りすることが仕事です。
だからこそ、優秀で信頼できる人材を雇用したいものです。
しかし専属ドライバーは大勢雇用するものではないため、年収の相場や求人の方法が分からない方も多いでしょう。
どういった点に注目して面接すればよいか分からない…という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、専属ドライバーを正社員で雇用した場合の年収相場や仕事内容、優秀な人材を雇用するための方法などをご紹介します。
これから専属ドライバーの雇用をお考えの方は、ぜひご一読ください。
目次
1. 専属ドライバーとは
専属ドライバーを雇用したことのない担当者様は、そもそも専属ドライバーの仕事内容や給与相場などをイメージしづらいのではないでしょうか。
まずは、専属ドライバーの仕事内容・年収について解説します。
1-1. 仕事内容
専属ドライバーとは、企業や個人の方につく専属の運転手のことをいいます。
昨今では、外出自粛などの社会情勢により、密を避けるためにご自身やご家族のために雇用する個人の方も増えています。
仕事内容は雇用方法により異なりますが、企業に常駐で雇用された場合は、運転だけでなく役員車の清掃・管理なども担当するのが一般的です。
待機時間が長くなりがちなため、企業によっては秘書業務との兼任や、空き時間を使って他部署の手伝いなどをさせることもあります。
1-2. 専属ドライバーの年収
正社員で専属ドライバーを雇用した場合、年収はおよそ400万円前後といわれています。
ただし経験豊富で有能なドライバーや、大企業のトップを担当する専属ドライバーなどは、より高額な年収を得ている場合もあるようです。
一般的なドライバーでも、残業の有無によって収入に差が出ることもあります。
接待や会食など勤務時間外の仕事を頻繁にこなす役員を担当した場合は、その分時間外手当や休日出勤手当などが加算され、残業のないドライバーに比べはるかに高額な給与を受け取る場合も。
専属ドライバーを雇用する場合は、時間外労働がどの程度になるか、試算しておくことをおすすめします。
2. 専属ドライバーの求人を出す際のポイント
専属ドライバーを個人でも雇用する方の増加で、専属ドライバーの需要は高まっています。
求人を出す際は理想の人材にうまくアピールできるように、戦略を練って募集しましょう。
そこでここからは、求人を出す際に注意するべきポイントを3つご紹介します。
2-1. 時間外労働の有無を明確にする
求人を出す際には、時間外労働の有無を必ず添えましょう。
最近は働き方改革もあり、残業をしたがらない人材も多くなっています。
残業や休日出勤が発生するのであれば、週に何時間程度になるか事前に調べてみましょう。
ただし現在は36協定で時間外労働の上限が月45時間・年360時間と定められています。
それを超える時間外労働にはならないよう、働き方を検討する必要があります。
ただし中には、時間外労働を多くこなし、給与をなるべく多くもらいたいと考える人材もいるはずです。
その場合は、「時間外は満額支給」など求人募集の際に一言添えると目に留まりやすくなります。
2-2. 充実した福利厚生などメリットをアピールする
企業内の福利厚生をアピールすることも重要です。
求職者が働きやすい会社かどうかを見極めるポイントの一つに、福利厚生があります。
通勤手当や住宅手当といった基本給にプラスされる賃金や、社員食堂や健康診断などが充実していることで、他社との差別化が図れます。
福利厚生がしっかりしている企業は、従業員の満足度も上がり、離職率を下げる効果も期待できるでしょう。
2-3. 求める年齢層を決める
最後に求人したい年齢層を考えましょう。
効率よく求めた人材を確保するために、求める年齢層によって求人媒体を使い分けるためです。
求人の方法としては、大きく分けてWebか紙媒体のふたつがあります。
ネット検索が当たり前の世代に訴求したいのであれば、Webでの求人が必須です。
ある程度経験を積み、落ち着いた世代をターゲットにするのであれば、紙媒体も検討しましょう。
そこで次の章では、専属ドライバーの求人を出す媒体とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
3. 専属ドライバーの求人を出す方法
新たに専属ドライバーを採用する際に利用できる媒体は、いくつか考えられます。
<専属ドライバーの求人を出す媒体>
①求人サイトで募集する
②求人検索エンジンで募集する
③無料求人誌や新聞の求人広告に掲載する
④自社サイトやSNSで求人する
⑤ハローワークに求人依頼をする
これらはそれぞれ、メリットもあればデメリットもあります。
詳しく比較してみましょう。
3-1. ①求人サイトで募集する
「マイナビ転職」や「リクナビNEXT」「doda」といった求人サイト、いわゆる転職情報サイトで役員運転手を募集できます。
とくにマイナビ転職やリクナビNEXTは、会員数が600万人を超える業界最大級の規模を誇ります。
<求人サイトのメリット・デメリット>
メリット | デメリット |
・紙媒体よりも豊富に情報を掲載できる
・企業側から登録者にコンタクトをとれる |
・採用の有無にかかわらず費用がかかる |
このような求人サイトでは、気になる求職者に対し直接アプローチができる機能もあり、より希望に合った人材を探せるメリットもあります。
費用は20万円台から100万円を超えるものまで、いくつかのプランに分かれています。
プランの違いは、文字数や掲載写真の枚数・掲載場所などの違い。
基本的に費用が高ければ高いほど、求職者の目に触れやすくなります。
注意点は、これらの求人サイトを利用する年代。
このような媒体に登録するのは、インターネットを使い慣れた20代・30代が多数です。
専属ドライバー経験が豊富な40代・50代をターゲットにしているのであれば、ほかの媒体も利用するなど考慮しましょう。
3-2. ②求人検索エンジンで募集する
検索エンジンとは、GoogleやYahoo!といった世界中のWebサイトを検索できるもののことをいいます。
中でも求人検索エンジンとは、「indeed」や「求人ボックス」といった求人情報に特化した検索エンジンのこと。
職種や勤務地を入力するだけでインターネット上の求人情報をまとめて見られるようになっています。
利用者数は求人サイトをはるかに上回り、現在の求人方法では、ダントツの閲覧数を誇っています。
<求人検索エンジンのメリット・デメリット>
メリット | デメリット |
・コストを抑えられる
・ユーザー数が多い |
・自社サイトを求人検索エンジンに掲載させるには知識が必要 |
求人検索エンジンに掲載される方法は2つあります。
・求人検索エンジンに自社採用サイトをクローリングさせる
・求人検索エンジンに直接掲載を依頼する
それぞれの方法を確認しましょう。
3-2-1. クローリングされるよう対処する
クローリングとは、検索エンジンが検索順位を決定するために「クローラー」と呼ばれるロボットが、自社の求人サイトや、マイナビ転職といった求人サイトを巡回し、サイト情報を収集することです。
クローリングされなければ、求人検索エンジンに掲載されることはありません。
逆にクローリングされれば、求人サイトや自社サイトで行っている求人を、求人検索エンジンでも見てもらえる可能性があり、大きなチャンスとなります。
しかしクローリングされるためには、こまめに求人情報を更新し常に新しい情報を掲載することや、PDFファイルではなくHTML形式で掲載していることなど、細かな条件があります。
これらの条件を満たすことが難しいため、必ず自社サイトが掲載されるとは限りません。
3-2-2. 直接掲載依頼する
もうひとつの方法は、ほかのサイトではなく求人検索エンジンそのものに専属ドライバーの求人情報を投稿する方法です。
求人検索エンジンの多くは、無料掲載と有料掲載のプランがあります。
無料プランからでも試せるため、費用を抑えたい場合に非常に有効な手段です。
無料と有料の違いは、求職者の目に留まりやすいかどうか。
有料になれば、表示回数や表示期間が長くなり、効率的な求人が可能です。
有料の場合、多くの検索エンジンはクリック課金という方法を採用しています。
クリック数によって課金され、よりよい条件になるほど、単価が上がります。
3-3. ③無料求人誌や新聞の求人広告に掲載する
求人情報誌は、インターネットでも求人ができるようになる以前は、有料のものが主流でした。
現在はフリーペーパーとしてコンビニや駅に置かれているものが多くなっています。
東京都内では「タウンワーク」が最もメジャーといえるでしょう。
タウンワークは毎週月曜日発行で、東京都では1週間20,900円(税込)から掲載可能です。
新聞の求人広告欄は2行程度を数万円でできるものから、情報量を増やすほどに価格が高くなります。
1度の掲載でその価格ですが、読者数が多いため求職者の目に触れる可能性も高いでしょう。
<紙媒体のメリット・デメリット>
メリット | デメリット |
・地域を限定して人材を探せる
・専属ドライバーに興味がない人材も偶然目に留まることもある |
・採用の有無にかかわらず費用がかかる
・掲載期間が短い ・情報量が限られる |
フリーペーパーや新聞の求人欄は、誰でも気軽に見られるため、専属ドライバーの経験のない人材でも優秀な人材が興味をもって応募してくる可能性もあります。
ただし応募がなく複数回掲載することになった場合、その都度費用が発生することになり、コストがかさむ可能性もあるでしょう。
3-4. ④自社サイトやSNSで求人する
最近ではスマートフォンから簡単に誰でも企業の情報を検索できるようになりました。
それに伴い、採用専用の自社サイトを作る企業も増えています。
またSNSで求人をする企業もあります。
SNS上では求職者も自身のプライベートや考えを発信しており、双方のミスマッチを減らす意味でも有効な求人方法です。
<自社求人サイトのメリット・デメリット>
メリット | デメリット | |
自社求人サイト | ・求人にかかる費用を抑えられる | ・効果が出るまでに時間がかかる |
SNS | ・拡散力がある
・採用のミスマッチを防ぐ ・無料でできる |
・新しい情報を発信し続ける必要がある |
ただし、SNSは日々情報が新しくなっており、求人募集も常に新しく発信しなければほかの情報に埋もれてしまいます。
採用担当者にとって、手間がかかる採用方法ともいえます。
3-5. ⑤ハローワークに求人依頼をする
求人サイトや無料求人誌がない時代に求人の定番だったハローワーク。
今でも利用者は多く、幅広い年代がハローワークで求職活動をしているため、より多くの人に見てもらえるチャンスがあります。
<ハローワークのメリット・デメリット>
メリット | デメリット |
・求人費用を抑えられる
・安心感がある |
・手間がかかる |
ハローワークの最大のメリットは、費用が一切かからないこと。
また公共の職業安定所で、求人する側・応募する側ともに安心感があります。
デメリットは、手間がかかること。
管轄のハローワークもしくはオンラインで求人申し込みをする必要があります。
その流れは、以下のようになります。
<ハローワークで求人募集をする流れ>
①事業所情報登録(仮登録)…会社の特徴や事業内容、福利厚生などの登録。求人情報や求人票にも反映される(オンラインで行う場合は、同時に求人者マイページの開設が必要)
↓
②求人情報入力(仮登録)…採用後の労働条件となるような求人情報を入力
↓
③ハローワーク窓口でのチェック…初めての申し込みなどの場合は、職員が事業所訪問や電話により申し込み内容を確認
↓
④求人情報公開…ハローワークを通して専属ドライバーの申し込みがあった場合は、その採用・不採用をハローワークに連絡
4. 優秀な専属ドライバーを見極める方法
求人がうまくいけば、多くの人材が応募してきます。
その中から優秀な専属ドライバーを見極めなければなりません。
専属ドライバーは、運転ができることは最低条件です。
安心して役員を任せるために、次のことが身についた人材が理想です。
<専属ドライバーに必要なスキル>
・ビジネスマナーが身についている
・守秘義務の徹底ができる
・気配りができる
・コミュニケーション能力がある など
もちろん、専属ドライバーとしての経験も、参考になります。
しかし経験があるからといって、必ずしも優秀なドライバーとは限りません。
そこでここからは、面接時にこれらのスキルを見極める方法をご紹介します。
4-1. 表情や姿勢・言葉遣いを観察する
まずは適性があるかを、目で見て判断できるものからご紹介します。
専属ドライバーは、社内だけでなく取引先やお客様のところへ行っても、役職のある方と接する機会の多い職種です。
そのため、礼儀・身だしなみ・言葉遣いなどのビジネスマナーが身についていなければなりません。
これらは、面接時に目に見えるため容易に評価できます。
お客様のところへ連れて行っても恥ずかしくない人材かどうかを見極めましょう。
また単独で仕事をする専属ドライバーはその場の判断が必要なこともあります。
はきはきと相手の目を見て話ができるタイプは、決断力もあり、安心して任せられそうです。
4-2. 適性判断ができる質問をする
目に見える部分だけでは、専属ドライバーとしての適性があるか判断するのは心配です。
そこで、社風に合った人材か、役員運転手として安心して任せられる人材かを判断するための質問をいくつかしてみましょう。
<質問一例>
・お仕事を任せたとして、もしも渋滞に巻き込まれ、目的地に予定時間に到着できそうにない場合はどうするか?
・前職の退職理由やエピソード
・自分の強みは何か?仕事でその強みをどういかせるか?
一般的な質問ですが、このように過去の経験やトラブルの対処法などを聞くことで、専属ドライバーとしての資質があるか判断できます。
また、これらの質問をするうえで、聞かれてもいないことをぺらぺらと話したがる人材は、守秘義務の徹底ができるか心配です。
そのようなことも注意して、聞いてみましょう。
5. ほかにもある優秀な専属ドライバーを雇う方法
求人に人が多く集まったとしても、残念ながら面接でよい人材を見つけられないこともあります。
そのような場合は、専属ドライバー専門の派遣・請負会社の活用を検討してみましょう。
優良な専属ドライバーの派遣・請負会社では、登録ドライバーに対し研修を行い、一定のスキルを身につけさせています。
そのためこれまでにご紹介した求人方法の中でも、もっとも優秀で希望に合った人材を見つけられる可能性の高い方法といえます。
また基本的に費用はかからず、必要なのは契約後、毎月の支払いのみ。
非常にコスパのよい求人方法です。
とはいえ、採用後の費用が高いのでは?と心配になるでしょう。
派遣・請負会社に依頼した場合の費用相場は、ひと月40~60万円。
自社雇用した場合は、給与以外に社会保険や福利厚生費・退職金の積み立てなどの費用がかかり、実際は給与の2~3倍の費用がかかるともいわれます。
しかし派遣・請負の場合は、これ以外にかかりません。
どちらがコスパがよい雇用方法か、実際に計算して検討してみるとよいでしょう。
6. 「セントラルサービス」の専属ドライバー
弊社「セントラルサービス」は、東京を中心に専属ドライバーをご紹介する派遣・請負会社です。
登録ドライバーは、きめ細かい研修を行い専属ドライバーとしてのスキルを身につけた人材ばかり。
500名を超えるドライバーの中から、お客様のご希望に合わせて優秀な人材をご紹介します。
専属ドライバーの求人でお悩みの方は、お見積もりだけでもぜひ一度お問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
営業時間:9:00~19:00
メールでのお問い合わせはこちらまで
7. まとめ
専属ドライバーを雇用する場合は、求める人物像にピンポイントでアピールできるような求人を出す必要があります。
求人方法は、以下の5つ。
<専属ドライバーの求人を出す方法>
①求人サイトで募集する
②求人検索エンジンで募集する
③無料求人誌や新聞の求人広告に掲載する
④自社サイトやSNSで求人する
⑤ハローワークに求人依頼をする
ご紹介したように、これらはそれぞれメリット・デメリットがあり、訴求できる年代も異なる場合があります。
また求人せずに、派遣・請負会社に依頼する方法もあります。
雇用費や研修費・ランニングコストを抑えて雇用したい場合は、おすすめの方法です。
ぜひベストな方法を見つけて、無駄のない求人を行いましょう。
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