会社役員に役員車はなぜ必要!?メリット・デメリットと選び方紹介
2021年09月15日
役員車の購入で悩んでいる方の中には、
「そもそも何で会社役員はドライバー付きの高級車に乗っているの?」
と不思議に思う方もいるのではないでしょうか?
確かに移動に使うだけなら、普通車でもまったく支障はないはずです。
役員車のグレードが高い理由は、さまざまなメリットがあるからです。
高額な経費をかけてもいいほどのメリットとは、どのようなものなのでしょうか?
ここでは会社役員が高級車に乗るメリット・デメリットと、役員にあった車両の選び方をご紹介します。
役員車の購入を考えている方は納得した車両選びができるよう、ぜひご一読ください。
目次
1. 会社役員はなぜ役員車に乗るのか?
役員が乗る車は、ドライバー付きの高級車のイメージがあります。
会社の経営状態とは関係なく、役員車を利用している役員もいるかもしれません。
一般の社員から見るとなぜそんな経費をかけるのかと不思議に感じるのではないでしょうか?
役員車を利用するには、それなりのメリットがあります。
2. 会社役員が役員車に乗るメリット
会社役員がドライバー付きの役員車に乗るメリットはいくつか考えられます。
《役員車に乗るメリット》
・節税対策
・仕事がはかどる
・安全対策
・信頼を得る
・売却しやすい
車両購入費の負担をこれらのメリットが上回るからこそ、役員車を利用するのです。
2-1. 経費にして節税対策
車の購入費は減価償却するため、数年間は利益を抑えられ法人税の節税ができます。
中古車でも減価償却する年数は変わるものの、同様の効果が期待できます。
むしろ短期間で減価償却できるため、あえて中古車を選択する企業もあるほどです。
詳しくはこちらでご紹介しています。
→「役員車の経費|新車VS中古車・購入VSリース節税になるのはどっち?」
2-2. 仕事がはかどる
役員の給与を考えてみましょう。
当然一般社員と比べてはるかに高給なはずです。
役員が勤務中に車の運転をするのは、費用対効果で考えると非常にもったいない・・・。
そこで役員運転手がつくことで、移動中に仕事を進めたり休息をとることができます。
重要な電話がかかってきた場合、運転中に書類を出して対応することはできませんが、後部座席ならそれが可能です。
仕事のチャンスを逃さないためにも、すぐに対応できる状態でいることが重要です。
2-3. 安全対策
役員は会社の機密事項や重要な情報を握っていることがあります。
その情報を狙ってくる人がいないとは限りません。
大企業の役員ともなると、一人での行動は危険を伴う場合があります。
また役員自ら運転をして、万が一事故でも起こしてしまった場合には、会社のイメージにも影響が出てしまいます。
そういったリスクを避けるためにも役員運転手を雇用し、役員車で移動するのです。
2-4. 信頼を得る
取引先企業に行く際に、ぼろぼろの車で行ったらどう思われるでしょうか?
会社の経営があまりよくないと思われ、取引が不利に働くかもしれません。
信頼を得られる程度の車両に乗るのも、取引をうまく進めるための駆け引きのひとつです。
ただし取引先よりもはるかに高級な社用車では印象がよくないので、注意が必要です。
2-5. 売却しやすい
高級車のように資産価値の高い車を売却する場合、高値で売れる可能性があります。
万が一資金繰りが苦しくなった場合でも、役員車を売却すればその売り上げを役立てられるかもしれません。
ここまで考えて購入する会社は少ないでしょうが、このようなメリットがあることも覚えておくといいでしょう。
3. 会社役員が役員車に乗るデメリット
このように役員車には多くのメリットがあります。
ただしデメリットがあることも忘れてはいけません。
3-1. 維持費がかかる
役員車にかかる維持費は、車検代や税金、日常的にかかるガソリン代やメンテナンス代などがあります。
とくに車検や税金は少なくない額が一度にかかります。
大型の車を使っていれば、さらに高額になるでしょう。
年間どの程度かかるのかある程度把握して車両を購入しましょう。
3-2. 役員運転手を雇用する経費がかかる
役員自ら運転する場合は別ですが役員運転手を雇用した場合、毎月の給与や社会保険・福利厚生・退職金の積み立てなどの費用が掛かります。
ほとんど会社から出ず、役員車を利用するのが家との往復ばかりの場合は、待機時間が長くなります。
それでも給与は普通に出さなければならないため、コスパが悪いと感じることもあるでしょう。
4. 会社役員用の車の選び方
では役員車にはどのような車がいいでしょうか?
選ぶためにはいくつかポイントがあります。
《役員車を選ぶポイント》
・取引先や系列会社との兼ね合い
・用途
・誰が運転するか など
取引先や系列会社に車関連の企業がある場合、そのメーカーの車種を選ぶ方がいい場合があります。
また親会社がある場合は、そちらで使われている社用車よりも格上の車種を選ぶのは避けたほうが無難です。
また誰が利用するのか、どういった用途で利用するのかを考慮することも忘れないようにしましょう。
社長は一番グレードの高い車種、役員はそれよりも下のグレードを選ぶようにします。
大型の商品を乗せる可能性がある場合や大人数が乗る可能性があれば、大型の車両を選ぶ必要があるでしょう。
より詳しい車両の選び方やおすすめの車種はこちらでご紹介しています。
→「役員車はどの車種がいい?役員車を選ぶ7つのポイントとおすすめ車種」
5. 役員車にはホスピタリティ溢れるドライバー
せっかく高級な役員車だったとしても汚れが目立っていたら、会社としての信用を得るのは難しいでしょう。
また運転手がしわだらけのスーツに汚れた靴だったら、どのように思われるでしょうか?
役員車の状態を見て取引先の担当者は会社の状況を想像します。
役員車は常に汚れひとつない状態で、ドライバーも身だしなみもマナーもしっかりしている人材でなければなりません。
もちろん役員車を管理するのは役員運転手の仕事の一部です。
そう考えると役員運転手には、運転のスキルだけでなく、車の管理がしっかりできてビジネスマナーが身についた人材が必要です。
しかし役員運転手を雇用するには、経費がかかるデメリットがあります。
できるだけローコストでいい人材が欲しいですね。
ハイレベルのドライバーを雇用するなら、役員運転手の派遣会社に依頼するのが一番です。
5-1. 派遣や請負の役員運転手で経費削減
派遣や請負の役員運転手をおすすめする理由はいくつかあります。
【おすすめの理由】
・スキルの身についたドライバーを派遣してもらえる
・利用頻度に合わせてスポットや月極契約が選べる
・コストを抑えられる
ドライバーの教育は一般社員と違い、運転や気配りの仕方など特殊な面が多く、教えられる人材が少ないことがデメリットです。
その点役員運転手の派遣会社ではさまざまな研修を行うため、高いスキルを身につけたドライバーが在籍しています。
ドライバーを自社雇用した場合、採用から給与・退職金と継続的に費用が掛かります。
また企業によって、役員運転手の稼働時間も異なるでしょう。
コストを抑えて必要な時だけドライバーを雇用できるのも、大きなメリットです。
6. まとめ
会社役員が高級車を役員車に選ぶのは、節税対策や安全性、仕事の効率化などさまざまな理由があります。
取引先の目を意識する必要もあり、多少無理をしてもある程度いい車を購入しようと考える会社もあるでしょう。
維持費がかかるなどデメリットもあるため、無理のない範囲で購入を検討しましょう。
またコストを抑えるのであれば、ドライバーは派遣や請負の専門会社に依頼するのがおすすめです。
「セントラルサービス」は、東京を中心とした役員運転手の派遣・請負会社です。
種類豊富な研修で、運転技術・ビジネスマナー・身だしなみ・きめ細かい心遣いなど、多くのスキルを身につけたドライバーを派遣、請負いたします。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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