役員運転手(お抱え運転手)は、お客様から何を求められているのか?を解説
2020年06月16日
役員運転経験が長いプロドライバー100名以上、及び100社以上のお客様へ、役員運転手は、お客様から何を求められているのか?のヒアリングを行いました。
プロの役員運転手さんは、スキルアップ・年収アップにつながる可能性が高まりますので、是非参考にしていただけると幸いです。また、お勧めしたい派遣サービス会社も併せてご紹介いたします。
目次
1、 役員運転手は、お客様から何を求められているのか?
役員運転経験が長いプロドライバー100名以上(管理者・指導員・ハイヤー運転手含)と、100社以上のお客様へ、どのような役員運転手が求められているのか、ヒアリングを行いました。役員運転手の求められている人材は、お客様からみて
・守秘義務が徹底できるか?
・安全運転ができるか?
・乗っていてストレスがないか?
まとめると、上記の三点が一番多い回答でした。また、それぞれに、細分化され様々なケースもありますが、大きく分けると、この三点を満たすドライバーであれば、長く役員運転業務が続けられる傾向があり、ハイヤー運転手の求人や、役員運転手の求人に非常に有利であるということがわかりました。
業界の性質上、お客様役員の方の、人事異動などのタイミングで契約がなくなる可能性もあります。その後ドライバーは現場の変更や転職が比較的多いことがこの業界の特徴でもあります。また、上記の三点を満たしていないことが原因となりドライバー変更となるケースもあるようです。
逆に、上記三点を満たしていれば、現場の変更や転職になったとしても有利に働きます。役員の方(お客様)は、上記を満たしている良いドライバーを探されているケースが少なくはないので、この重要ポイントとなる三点ができているのかを、ノウハウや実績がしっかりあるハイヤー会社や役員運転手派遣会社の指導員に、定期的に見てもらい具体的に指導してもらうと非常に良い結果が出ると思われます。
ただし、そのハイヤー会社や役員運転手派遣会社に所属していない場合や、所属した会社に専門的なノウハウや実績がない場合、ドライバーは簡単には良い指導を受けることができません。
ここでは、役員運転手を業務として行うことを希望されているドライバーに向けて、できる限り有利になるノウハウを解説して行きたいと思います。役員運転手のスキルアップ、年収アップを考えている方は是非ご活用ください。
2、 役員運転手の最も大事なスキルとは?
2-1守秘義務が徹底できているか?
役員運転手において、もっとも重要と言われているところが守秘義務です。お客様の大事な情報を漏らしてしまうと、ドライバー含め、お客様は大損害を被ることがあります。お客様から話しかけられても、端的に適切な言葉のみを話すことが重要です。
また、お客様の秘書、従業員と会うケースもあります。挨拶は、はっきりとしっかり行い、会話になった場合には、いろんなことを聞かれたとしても、十分に立場をわきまえ業務上で知りえた情報は話さないことが重要です。意識しないと、無意識のうちに話してしまうケースがあるので、そのようなことが無いように事前に想定問答を行い意識つくりを行うことが大切です。
その準備を怠っていると、突発的に、その状況になり心の準備ができていないばかりに、頑な雰囲気や、あたふたした格好になり、円滑に業務が行えないケースが意外に多くありますので、いろんなケースを想定し的確に対応する準備を行うことが大切です。
一般的に、会社の研修項目には、必ず守秘義務についての研修があると思いますが、数回の研修や座学のみでは、自信がない場合には指導員に直接相談し想定問答の訓練を重ねると尚良いかと思います。
2-2安全運転ができるか?
安全運転も前述の守秘義務と同じくらいに非常に重要です。ドライバーはお客様の生命をお守りしております。例えば、お客様は、上場会社ですと、何十万人のトップの方です。ドライバーの不注意により万が一事故にあうと何十万人に影響を及ぼす可能性があります。
そこで、ドライバー自身が安全運転を的確に行っているか、運転は癖になっていて、自分ではわからないことも多々あります。所属している会社の指導員に、実際に助手席などに乗ってもらい定期的に見てもらうことが大切です。
ただ、指導員にあまり見てもらえず、教えてもらえずに役員運転をおこなっているドライバーは意外に多く、改めて運転技術を確認すると、経験者であっても安全運転安全確認が疎かになっているケースは多々あります。
安全運転や安全確認は、ドライバーの目線や顔の動き、車の動きを見るとよくわかります。特に交差点での自転車や歩行者に気付いているか?確認は的確か?適正なタイミングや速度で走行しているか?などです。
車線変更の際には、後方や周りが見えているか?ドライバーの視線や顔の動き、車の動きで、何が見えているか、どの事故が起こしやすいかが、手に取るようにわかります。事故を起こしてしまうドライバーは、周りが見えておらず、車や歩行者自転車や縁石等に不必要に接近してしまします。これを、そのままにしておくと接触し事故のリスクが高まり、お客様の不安やストレスに繋がってしまいます。
2-3乗車されたお客様がストレスを感じないか?
前述の通り、周りが見えず安全確認ができていないケースや、それらが元で事故になるケースは、お客様へ不要なストレスを与えてしまいます。
また、ドライバーの地理や渋滞予想の勉強不足により、目的地への到着時間に遅れてしまったり、また目的地の施設入口がどこにあるのかわからなかったり、適正な車寄せは違う場所であったりと、ドライバーの失敗によるお客様のストレスの原因は様々あります。
いろんなケースを記載するときりがないのですが、できる限りお客様の乗車中のストレスを無くしていくことが重要です。こちらも日頃のドライバーの癖や習慣、性格がそのまま表れることが多いので、定期的に日頃の業務を指導員の方に見てもらうと改善が早いかと思います。また、ドライバーが所属する会社の営業・管理サイドが定期的にお客様の担当者に、ドライバーについてヒアリングを行うことも非常に大切です。それらを実践することで、お客様がストレスを感じないような改善点が見えてきます。
3、 役員運転手の最も大事なスキルを身に付けるには?
3-1守秘義務を徹底するには
守秘義務は、意外と難しいところがあります。お客様との会話中どこまで話したら良いか迷うケースもあるかと思います。円滑に的確に業務を進めるため、指導員さんと多くの会話の想定問答を行い極力お客様へのご迷惑にならない対策を取ります。
お客様の秘書や、お客様のご家族と、ご一緒させていただき運行業務や連絡を取ることもありますので、様々なパターンで想定問答を行い発言する内容には、十分気を付ける訓練を行います。
また、お客様の会社で、車とドライバーが二台以上ある会社の場合は、ほかのドライバーとの話す内容にも、気を付けます。
それぞれが他社のハイヤー運転手や派遣請負会社の運転手、またはお客様の会社の直接雇用の運転手が所属しているケースもありますので、様々なケースを想定し訓練を行います。
また、プライベートなどでご利用のお客様は、お話しをされたい方もおります。会話中に、うっかり個人情報や固有名詞、また政治関係やスポーツ球団関係の好き嫌いなどを話さないように、立場をわきまえ一歩引いた言動、また不必要な話はしないことを日頃から身に着けることが非常に重要です。
3-2安全運転の方法
事故が多い場所は、交差点になります。とくに歩行者や自転車バイクが多く、死角からの飛び出しにも気を付けます。
前方と、右左側に歩行者や自転車等が横断していないことをしっかり確認してゆっくり発進します。まだいる 『かもしれない』 を意識して接触事故リスクを軽減させます。都内は、交通量も多く、道も複雑なことが多いため、その意識は非常に重要です。特に都内のタクシーは予期せぬ動きをするので、十分に注意が必要です。
また、東京の首都高速については、左側は勿論、右側からの合流もあり、右側に出口があることもあります。
かつ都心に近づくほど、カーブが多く、路肩がないので、しっかり道や分岐等の構造を覚え、車の流れを覚えることが大変重要です。
首都高速は、急カーブが多いため、カーブの角度に応じて適切な速度でカーブへ進入し体にかかるGがかからないようにする運転が大切です。カーブ終わりの急な渋滞も安全な速度により玉突き事故を回避できます。(常に電光掲示板などで、渋滞情報の把握は必要です。)
また、首都高速は、大型車も多く走行しています。前方が大型車の場合は、大型車よりさらに前方の見通しが悪く、車の量や、大型車の前の車間距離がわかりません。また、ダンプカーの場合は飛び石等で車のフロントガラスにひびが入るケースもあるので、極力大型車の後方走行は、避ける必要があります。
走行中、前方と後方に大型トラックが走行し挟まれた場合に、万が一玉突き事故に巻き込またら、高級車とはいえ大破してしまいます。そのようにならないよう、安全を確認し速やかに車線を変更することが、自分の命やお客様の命を守るために非常に重要です。(または、大型車の近くを走行しない。)
3-3お客様が乗車されストレスにならない運転技術
運転技術につきましては、危険予知と安全運転を行った上で、快適な乗り心地になるよう行います。主に、ハンドル・ブレー・アクセルワークの三点に気をつかいます。簡単に言うと振動が少ない、横揺れが少ない、そのような運転を心がけます。
車種によって、重心や、内輪差も変わってくるので、その車両や道の構造を理解し的確に車の操作を行うことが大切です。
車道走行中は、ほかの車の流れにそってスムーズ運転できているか?安全確認・危険予測は遅れていないか?急ハンドル・急発進・急ブレーキ等、「急」がつくことはないようにしているか?お客様のお好みの速度であるか?車内の振動や、カーブにかかるGをできるかぎり和らげているか?乗り心地は良いか?を意識すると、とても良くなるかと思います。
4、まとめ
今回は、多くのプロドライバーや、役員運転手を手配されている多くのお客様にヒアリングを行った実際の情報をもとに、役員運転手は、お客様から何を求められているのか?という内容を解説しました。まだ、細分化すると多種多様のケースが存在し、それに対しての対策・改善点があるので、役員運転手業務が難しいなど悩まれている方や、さらなるスキルアップを目指されている方向けの情報を、今後も定期的に掲載したいと思います。微力ですが、ご参考にしていただき読んでくださるドライバーさんや、日本経済、ひいては世界経済をより良くできますと幸いです。
5、お勧めしたい役員運転手派遣サービス会社
お勧めしたい派遣サービスの会社は、セントラルサービス株式会社です。こちらは、多くの役員運転関連のノウハウがあり、今回記事にしたものは、ほんの一例であり、常に従業員全員(事務方含)は、何がお客様から求められているか、日々研究し勉強・実行・お客様へのヒアリング、改善のサイクルを行っております。
成功している弊社従業員は、年収が毎年上がっており、その担当するお客様もサービスは満足している、という良いサイクルを実現し運営を行っている会社です。基本的には年功序列ではなく、結果と信頼によって、そのドライバーの給料に反映するという無駄の少ない組織つくりを行っております。
もしご興味がございましたら是非お問い合わせエントリーをお願いします。求人応募の皆様への記事もございます。
Web応募フォームはこちら
6、最後に
昨今新型コロナウィルスで、世界的に経済は停滞しておりますが、私共セントラルサービスは、その間も、ウィルス対策は勿論、日々サービス向上のスキルを磨いております。その働きが、経済や、社会に貢献することを願って、日々業務に邁進しております。今後とも宜しくお願いいたします。
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資本金 2000万円
代表者 高島 良太
取引銀行 三井住友銀行・三菱UFJ銀行
派遣認可番号 派13-314752
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