運転業務の委託・請負はどんな仕組み?依頼先選びのポイントを解説
2020年05月18日
会社の役員やVIPが目的地に移動する際は様々な交通手段が使われます。それほど遠方に赴くわけではない場合、便利なのは乗用車での移動です。役員クラスになると自分で運転するのではなく、役員運転手に運転業務を依頼することが珍しくありませんが、近年注目されているのが運転業務の委託・請負サービスです。
この記事では、運転業務を社外のサービスにアウトソーシングする仕組みや、依頼先を選ぶポイントについて解説したいと思います。
目次
1、運転業務の委託の仕組み
一般的に、役員の方が社外のドライバーが運転する車に乗車するという場合、真っ先にイメージするのはハイヤーサービスかもしれません。実際、有名企業ともなると高級ハイヤーを派遣してもらう機会も少なくないでしょう。
基本的にハイヤーは、ドライバーと車両がセットで派遣されます。「高級車とともにドライバーが会社に到着し、役員を乗せて目的地へ向かう」という具合です。この場合、車両がハイヤー会社の車庫から出庫した時点から車庫に戻るまでの間まで料金が発生します。
一方、運転業務委託サービスの特徴は「運転手のみを派遣すること」です。ドライバーが会社に赴いて社用車を運転します。「VIPを送迎する」という意味ではハイヤーも運転業務委託サービスも同じですが、車両の有無が大きな差です。
また、セントラルサービスにもハイヤー経験者、二種免許を取得しているプロの運転手が多数在籍しています。運行管理を学び、管理と補助者もおります。
1-1 利用頻度が高い場合は運転業務委託サービスが便利
先述の通り、ハイヤーを依頼する場合は出庫から帰庫までの料金が請求されます。それに対して運転業務委託の場合は、運転してもらった時間にのみ料金が発生する場合が多く、月極でご契約いただくと固定の時間や車両の持ち帰り時間の料金もございますが、総じて運転コストが安くなるため、利用頻度が高い場合に有利です。
また、役員運転手には運転業務以外の仕事も頼みやすいという側面があります。寄り道をしてもらったり買い物を代行してもらったりと、臨機応変な対応が可能です。
さらに、ハイヤー同様、車両管理や運行ルートの見直しにも携わるので、合理的な運転業務体制を提案してもらえます。目的地がある程度決まっている場合であれ新規の訪問先であれ、予定を事前に伝えておけばベストなスケジューリングを行います。運行管理を会社側で行わなくて良いのは大きなメリットです。
1-2 社用車(役員車)の利用が前提なら運転業務委託サービス
ハイヤーサービスを提供する会社は、役員車と呼ぶにふさわしい高級車を取り揃えています。もし役員が高級車を必要としているものの会社が所有していない場合、ハイヤーサービスは便利です。しかし既に高級役員車を所有している場合は、車まで派遣してもらう必要がなく、より費用を抑えるために運転手のみを派遣してもらう方が良いです。
役員車に特定の想い入れがある場合や、特定のタイプの車両を利用するメリットがある場合は特にそう言えます。例えば燃料費節約のためにEV車やハイブリッドカーを導入している場合や、役員を含む複数名が一度に乗車しやすいように大型のバンを利用している場合、特定の設備や内装を持つカスタムカーを所有している場合など、自社車両を使う前提があれば、ハイヤーではなく運転業務委託サービスが有利です。
1-3 特定のドライバーに依頼したい場合も運転業務委託サービス
ハイヤーの場合は派遣される運転手はその都度変わる場合があります。多くの運転手が在籍するハイヤー会社であれば特にそう言えます。一方、運転業務委託サービスでは基本的に運転手は固定されます。毎回同じ運転手が運転業務を行うため、役員と運転手との間に自然と信頼関係が生まれやすいという特長があります。「お抱え運転手」という言葉がぴったり当てはまる状態です。
運転手が同じだと様々なメリットがあります。頻繁に乗客である役員の言動を観察することになるため、より快適な車内空間を作り上げる秘訣が見えてきます。
例えば、乗車中の会話を好むか・運転スピードはどれくらいが適切か・途中でコンビニなどに寄る傾向があるか・ベストなエアコンの温度設定はどれくらいかなど、個人の好みや行動パターンが見えてきます。知り得たポイントを意識しながらスケジューリングをすることで、移動の時間はより充実したものになります。
ある程度会話を好む役員の方であれば、同じドライバーであることによって会話がスムーズに運びやすくなります。また、運転業務委託サービスには年齢層の異なるドライバーが在籍しているため「若いドライバーの方が都合が良い」「シニア層に運転してもらいたい」など、様々なニーズに応えられます。
2、運転業務請負先を選ぶポイント
ここまでご紹介した通り、運転業務委託サービスには自社雇用の役員運転手やハイヤーサービスにはないメリットがあります。社用車を所有している場合や利用頻度が高い場合・特定のドライバーに運転を依頼したい場合は、委託サービスを利用することをおすすめします。
運転業務サービスを請負っている会社は多くありますが、より満足度の高いサービスを受けるためには、外注先を賢く選択する必要があります。最低限意識しておくと良いポイントを何点かご紹介します。
2-1 守秘義務が徹底しているか
これは非常に大切なポイントです。役員の方であれば、車内に会社の機密事項が記載された資料を持ち込むことや、取引先との重要な電話を交わす場面が想定されます。外部の人間では決して知り得ない情報を、役員運転手という特殊な業務を果たすドライバーが偶発的に見聞きする可能性は否めません。
守秘義務を徹底してドライバーに教え込んでいる会社でなければ、会社への損害を招く結果になりかねません。そのため、役員の方との会話であれ偶然目にした資料であれ、会社の損益に関係する情報を外部に一切もらさない、信頼できる委託先を選ぶことが大切です。
2-1-1. 社内事項の共有体制がしっかりしているサービスも大切
守秘義務については徹底した上で、その他の、サービス向上のための一般化できる情報に関しては、積極的に社内共有しているサービス会社を選ぶことも大切です。例えば、派遣先の会社からの要望や改善できる余地のあるサービスポイント、ヒヤリハットの事例など、ドライバー全体の質を向上させる情報は、共有してしかるべきだとセントラルサービスは考えます。
社内研修において、守秘義務と有益な情報共有に力を入れている会社は、運転業務委託先の有力候補になります。
ハイクオリティーなサービスを提供するため、お客様へ貢献できる高い運転技術、ルート検索能力、エスコートサービスに関する情報を、弊社講師や評価の高いドライバーと共有しています。
2-2 ナビや乗客のサポートなく運行できるか
運行管理やドライバーのスキルがしっかりしているサービスであれば、ナビや乗客のサポートなしでも目的地にスムーズに到着できます。乗客となる役員の方にとって移動時間は、大切な業務を続ける時間にもなれば休息時間にもなり得ます。もしドライバーが度々道を確認するようであれば、快適な乗車時間にはなりません。
2-3 運転マナーや接客力が身についているか
気持ちよく乗車していただくためには、当然ドライバーの運転マナーや接客力は大切な要素となります。黄色信号を見て急加速したり、アクセルワークに波があるような運転では不快感を感じてしまいます。車に酔いやすい方であれば尚更です。
運転マナーのしっかりしたドライバーであれば、頻繁な車道変更や体が前のめりになりそうな停車はありえません。車に乗車してから降車するまで、快適かつ安心して運転をゆだねられます。多忙な役員の方にとっては大きなポイントです。
また、挨拶や立ち振る舞いなど接客スキルが高いドライバーであれば、気持ちの良いドライビングになります。接客力については、取引先と接触する場面においても大切な要素となります。上品で機転の利く役員運転手を目にすることで、取引先が持つ印象も少なからず良いものになるはずです。
2-4 経験豊富なドライバーか
道路状況は刻一刻と変化します。東京など大都市であれば余計そう言えます。この点、経験豊富なドライバーは変化に柔軟に対応することができ、より早く安全に目的地に到着することができます。街を知り尽くしている上に、事故や道路工事などによる交通状況の情報を随時社内で共有しているため、限られた時間の中でも落ち着いて役員の方を送り届けられます。
2-5 ドライバーへの面談や変更に対応しているか
ドライビングスキルや接客マナーが優れているドライバーであっても、役員の方との相性が必ずしもマッチするとは限りません。例えば、若い運転手を望まれる場合は、シニアのベテランドライバーはお役御免になるかもしれません。
そのため、派遣先の会社の要望に合うサービスが提供できるように、派遣したドライバーとの相性や問題点などがあれば、契約後も柔軟に対応できる会社を選ぶことをおすすめします。
2-6 外国語に対応しているか
現代のグローバル社会にあって、役員の方が外国籍である場合や、外国からのVIPの送迎を行う必要がある場合は容易に想定できます。そのため、派遣される運転手が外国語に対応しているかどうかを考慮することも大切です。
同時に、スポット契約と定期契約双方のサービスを提供しているかどうかもチェックポイントです。「外国籍の役員の方であれば定期契約、一時的な外国からの訪問客であればスポット契約」というように、ニーズに合わせたサービスを提供してもらえるからです。
3、運転業務の委託サービスなら「セントラルサービス」
運転業務のアウトソーシングを考えている会社関係者のみなさまにはぜひ一度、弊社「セントラルサービス」の派遣役員運転手サービスをご検討いただきたく存じます。
弊社は東京都千代田区、中央区、港区を中心に、貴社役員のみなさまが快適に目的地へ移動できるよう、経験豊富なドライバーを派遣するサービスを提供しております。セントラルサービスの運転業務委託サービスを利用するメリットとしては、以下の点が挙げられます。
・サービス内容の打ち合わせを重ねた上で、ご満足いただける適正な人材を派遣
・街の地理を知り尽くしたドライバーの派遣が可能
・守秘義務の徹底と、上質な接客マナーに関する最高峰の社内研修
・お客様によるドライバーとの面談や変更に対応
・あらゆる車種の運転が可能
・月極定期契約&スポット契約に対応
・外国語に通じたドライバーが在籍
・車両管理や運行ルートの合理化を提案
・運転手および運行管理は弊社で対応
・事故の際は貴社に代わり事故処理に対応
・片道利用時には、車庫への回送が可能
・給油や買い物など、運転以外の業務にも対応
弊社には、国賓レベルの乗客の運転を務めたドライバーや、大手ハイヤー会社での経験が豊富なドライバーが在籍しております。単に目的地へ到着するだけでなく、少しでも車内が快適な空間になるような運転技術を社員一同心がけております。
また弊社の強みは、徹底した社内研修制度です。ドライバー全員を対象に、守秘義務や接客マナーを始めとする教育を適時行っております。サービス提供中に知り得た内部情報が外部に漏れることは決してございません。
4、まとめ
運転業務の委託サービスは、役員の方などVIPのお客様を対象に、快適で安全な移動手段を提供するサービスです。ハイヤーにはないリーズナブルな料金体系や柔軟なサービスが特長です。社用車を所有している会社で、運転業務の改善を図っている場合であれば、運転業務委託サービスは業務の合理化を達成する良い手段になるはずです。
弊社「セントラルサービス」は、乗車いただくお客様に信頼していただけるよう、日々おもてなしの精神で励んでおります。役員運転手のご要望は、ぜひ「セントラルサービス」までご一報いただければ幸いです。
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【弊社概要】
商 号 セントラルサービス株式会社
https://www.central-service.co.jp/
(役員運転手派遣会社・運行管理請負会社)
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資本金 2000万円
代表者 高島 良太
取引銀行 三井住友銀行・三菱UFJ銀行
派遣認可番号 派13-314752
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